日勤のみの介護求人で働くメリットとデメリット

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夜勤が理由で悩む介護職員は多い

「夜勤は慣れたら楽にこなせると思っていた」

「夜勤をしているからか疲れが全然取れない」

「夜勤さえなければ…」

今、介護施設で働いている人の中には、夜勤が理由で悩んでいる介護士はけっこう多いです。

介護施設の夜勤の仕事は「頑張ればなんとかなる」という根性論で務まる簡単な仕事ではありません。

夜勤は、人間の生活リズムに反した生活を送らなければならないので、様々な面で不調が現れてきます。

実際、深夜の勤務が原因で体に不調が出る介護職員は多く、この場合は、日勤のみの雇用形態で働くことが一番の解決方法なのですが、実際に日勤のみで働く場合、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

この記事では、夜勤なしの日勤のみの介護求人のメリットやデメリット、さらには条件に当てはまる求人探しについて最適な方法を解説しているので、参考にしてみてください。

ハードな夜勤が介護職の転職の原因になっている

介護職の夜勤は、利用者のオムツ交換・トイレ介助・コール対応の他にもカルテの記入やバイタル測定、翌朝の朝食準備までしなければならず重労働です。

夜間は、「利用者は寝ているから夜勤は楽だ」と勘違いしている方もいますが、身体介助以外にも雑務もあるので休まる暇などありません。

世間でも介護職は夜勤が大変だというイメージが強く、厚生労働省が平成27年度に発表した「介護人材の確保について」では「介護に対するイメージ」の第1位として「夜勤などがあり、きつい仕事」との調査結果が出ているほどです。

身体的にしんどいのはもちろんですが、常に神経を張り巡らさないといけない夜勤は、精神的にもダメージが大きく、「公益財団法人 介護労働安定センター」が実施した「平成25年度 介護労働実態調査」では、「働く上での悩み、不安、不満等」について、『21%』もの人が「夜間や深夜時間帯に何か起きるのではないかと不安がある」と回答しています。

このように、介護業界では身体的にも精神的にもハードな夜勤が介護職の転職の原因になっている、という現実があるのです。

日勤のみで働く介護士のメリット

①   規則正しい生活で体調を整えやすい

日勤と夜勤のローテーション勤務では、規則正しい生活を送ることができないので、体調を整えることが非常に困難です。

不規則な生活を送ることにより、ホルモンバランスは崩れがちで、イライラすることが増えるなど、精神的にも安定せず、それが原因でまた更にホルモンバランスが崩れてしまいます。

しかし、日勤のみで働く場合は、「朝起きて夜寝る」といった本来の人間の生活スタイルで日常生活を送ることができます。

規則正しい生活を送ることにより、ホルモンバランスが崩れることなく、夜寝ることによって質の良い睡眠をとることができて体調を整えやすくなります。

体調と精神状態は密な関係なので、体調が良好であると精神的にも安定します。

このように身体的にも精神的にも健康な状態を保つことにより仕事へのモチベーションにも繋がるのです。

なので、夜勤をしていて「どうも体調が悪い」「疲れが取れない」「イライラすることが多い」と思っている人は、日勤のみの勤務体制も視野に入れてみることをおすすめします。

②   家庭と仕事の両立がしやすい

夜勤をしていると、家庭にまで手が回らなくなってしまうことがあります。

主婦や子育て中の方は、仕事を終えてからも食事の準備、掃除、子どもを寝かしつけと、やらなければならないことが山ほどあり、その上夜勤という不規則なシフトをこなすともなれば本当に過酷です。

実際に、夜勤に入っていたものの、家庭との両立が困難で、日勤のみの勤務にシフトチェンジした方も居るほど、心身への負担が全く違います。

どうしても夜勤に入らなければならない理由があるならば別問題ですが、無理して夜勤と日勤のローテーション勤務を行うよりも、17時までの勤務で、心と身体にゆとりを持ちながら家庭と仕事の両立をすることが、自分にとっても家庭にとっても良いのではないでしょうか。

③   人員が多い時間帯だけの勤務で身体的に楽

夜勤では、職員の人数が日勤帯に比べて圧倒的に少ないです。

例えば日勤では『10人』の職員が働いていたとしても、夜勤では『2人』の職員で全利用者のケアを行うことになります。

日勤帯では、大変な仕事も他の職員にフォローしてもらうことができますし、仕事をうまく分担することができれば職員1人当たりの負担はかなり軽減されます。

夜勤では無理してでもこなさなければならないことを日勤では容易にこなすことができるのです。

これらは、介護職の職業病とも言われる「腰痛」の予防にも繋がります。

身体的にも精神的にも楽に仕事ができるというのは、日勤帯ならではの大きなメリットです。

日勤のみ、夜勤なしで働く介護士のデメリット

① 日勤のみは夜勤手当が無いので高収入は厳しい

日本医療労働組合連合会が発表した「2015年介護施設夜勤実態調査」では、2交代夜勤の場合に支給される夜勤手当の平均額が『6,335円』となっています。

事業所によって支給額にばらつきがありますが『3,000円~8,000円』がおおよその相場です。

介護職の基本給は大体低めに設定されていますが、夜勤に入ることにより安定した収入を得ることができるのです。

一方で、夜勤に入らず、日勤ばかりの場合は、夜勤手当が無いので高収入は望めません。

月に5回夜勤に入る場合と、夜勤に入らない場合では、その差額は『約32,000円』にもなってしまいます。

加えて、夜勤職員には『22:00~翌朝5:00』の間「深夜手当」も発生するので、給料の差がさらに広がります。

私の場合、夜勤手当『5,000円』で『月7回』の夜勤をこなしていましたが、夜勤に入っていた時と夜勤に入っていない時の給料の差額は『約50,000円』でした。

夜勤手当は給料の額を左右するものなので、日勤だけだと高収入は期待しない方が良いでしょう。

日勤のみの介護職員の給料・年収はどのくらい?

実際、日勤のみで働くと給料や年収はどのくらいになるのか求人サイト「かいご畑」で「日勤のみ」の介護求人を調べてみました。

保有資格によって時給は異なりますが、日勤のみの勤務の場合、時給『1,200円』が相場となっています。

フルタイムで年間休日『110日』で働いた場合、単純計算で年収は『約340万円』となります。

地域や事業所によっても時給には差があるので、あくまで目安となりますが、

平均時給『1,000円~1,300円』

平均年収『300万円~350万円』

くらいが相場だと思っておいて良いでしょう。

②   日勤だけの勤務になると、正社員の募集が少ない

介護求人サイトで正社員の求人情報を見ると、「夜勤あり」と記載されているものがほとんどです。

日勤だけの勤務に限定すると、正社員の募集はかなり少なくなります。

「正社員=どのシフトもこなせること」ということが、介護職の正社員としての条件となっていることがほとんどだからです。

つまり、勤務時間が「9時~17時まで夜勤なし」など、勤務を制限する人は「パート・アルバイト」での働き方が一般的となるのです。

ですが、日勤だけの勤務でも正社員の募集が全くない、というわけではありません。

元々、通所施設のように夜勤がない施設もありますし、夜勤がある施設でも融通が利き、「日勤勤務のみ」でも正社員で働くことができる介護施設も存在します。

ただし、夜勤と日勤のどちらもこなすことができる人よりも、職場の選択肢は必然的に減ってしまうことになるので、その辺りは覚悟しておいた方が良いでしょう。

③   利用者の夜間の様子が把握できない

利用者の夜間の様子が把握できないということは、些細なことのようで大きなデメリットです。

介護は、利用者の24時間の生活スタイルを知って、初めて個別ケアをすることができるもの。

ですが、利用者の一日の状況を把握していなければ、ケアに困る場面が出てきます。

カルテに、夜間の様子が事細かく記載されていれば大体のことは把握できますが、カルテに残す必要のないほどの小さな出来事までを、記録として残してくれている職員は少ないです。

利用者の情報の共有をしっかりと行える施設ならば問題ないですが、介護の基本である「報告・連絡・相談」が不十分な施設では、利用者の夜間の様子が把握できないことが大きなデメリットになってしまいます。

夜勤なしで働ける介護施設の種類

 icon-chevron-circle-down デイサービス

 

デイサービスは要支援または要介護度1~5の認定を受けた人が利用できる通所型の介護サービスです。

自宅で生活する高齢者が介護施設に通う形になるので、比較的軽度な利用者が多いです。

デイサービスで働く介護職の時給相場は『1,150円』程度となっています。


 icon-chevron-circle-down デイケア

 

デイケアは「通所リハビリテーション」と呼ばれる通所型のリハビリ施設です。

自宅で生活しており、なおかつリハビリメインの介護サービスなのでデイサービスよりもさらに軽度な利用者が多い傾向にあります。

デイケアで働く介護職員の時給相場は『1,200円』程度となっています。


 icon-chevron-circle-down 訪問介護

 

訪問介護は、高齢者の自宅に直接訪問し、買い物や入浴、排せつ介助などの身の回りのケアを行っていきます。

基本的には日勤勤務のみですが、最近では24時間対応の訪問介護事業所があるので、注意が必要です。

訪問介護で働く介護士の時給相場は『1,200円』程度となっています。

夜勤なし、日勤のみの雇用形態はこんな介護職におすすめ

こんな人におすすめ

  • 子育て中の女性
  • 体力に自信のない人
  • 規則正しく健康的な生活を送りたい人
  • 負担なく仕事がしたい人
  • 通所介護サービス施設で働きたい人

夜勤なし、日勤のみの雇用形態のメリットは何と言っても『身体に負担が少ないこと』です。

身体に負担が少ないことでのメリットは非常に大きく、心身の健康維持にも繋がります。

夜勤がしんどいと感じている人は、日勤のみの介護求人にも目を向けてみてください。

【日勤のみ・夜勤なし】の介護施設の最適な探し方

夜勤がない日勤だけのお仕事を探したいと思った時、求人探しの選択肢として「ハローワーク」や「求人誌」などありますが、一番のおすすめは介護求人サイトの利用です。

介護求人サイトでは、サイト上で公開されている求人情報だけでなく、一般には出回らない多数の『非公開求人』を保有しており、その非公開求人の中には「日勤だけ」の勤務でも「高待遇・高給与」の求人が潜んでいます。

介護求人サイトは、ほとんどが無料で利用することができますし、専任のコンサルタントが求人探しから就職・転職までをサポートしてくれるので無駄な労力を使うことなく効率的に仕事探しをすることができます。

仕事は決まってからがバタバタして忙しくなるので、せめて就職・転職活動くらいはコンサルタントに任せてみてはいかがでしょうか。

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 icon-chevron-down ミラクス介護

ミラクス介護は「株式会社ミラクス」が運営する介護人材紹介・派遣求人サイトです。

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