長期の派遣の仕事って期間はどのくらい?短期との違いや契約更新について

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派遣求人を見ていると、「長期歓迎」「短期のお仕事」「単発のお仕事」という期間を表す表記をよく見かけると思います。

この『長期』『短期』という言葉は、派遣会社によって規定が異なるので、一律に「〇カ月以上が長期」とお伝えする事は難しいのですが、ある程度長期で働こうと思っている場合、「派遣の『長期』という言葉がどのくらいの期間を意味しているのか?」くらいは、できるだけ事前に把握しておきたいところです。

ここでは、長期派遣や短期派遣の期間についてや、長期前提のお仕事を受けて初めての契約更新を断りたい場合、短期派遣との違いについて答えています。

これから人材派遣で長く働こうと思っている人は、この記事を読んで、理解を深めてからお仕事を引き受けるようにしてください。

派遣の『長期』のお仕事って、どのくらいの期間なのか?

平成24年派遣労働者実態調査の概況(厚生労働省)によると、長期派遣は『6ヶ月以上~1年』の就業期間を表すことが多いです。

しかし、「長期」「短期」という区分は、各派遣会社によって定義が異なります。

3ヶ月以上の求人を「長期」と表記している派遣会社もあれば、3~6ヶ月未満の求人が「中期」と表記されている派遣会社もあります。

このことからも「長期」と派遣会社の求人に書かれている場合は、少なくとも『3か月以上』または『3か月、6か月以上』を指していると考えておけば間違いありません。

なので、求人に応募する時は『半年以上働く』ことを想定して応募するようにしましょう。

もし、もっと細かく勤務期間について知りたい場合は、派遣会社の営業担当者に質問してください。

派遣の最長期間は3年間

ちなみに、同じ職場で同じ業務に就けるのは『3年が限度』です。

派遣法の改正により、専門26業種が廃止されたことにより、基本的にはどの業種でも雇用契約は最大3年となりました。

いくら「長期前提」と表記されていても、最長3年後には次の派遣先を探す必要があり、同じ職場で半永久的に働けるわけではないという事も覚えておきましょう。

長期前提の仕事って初回の契約更新から断ってもいいの?

長期前提の求人に応募したものの、「何かの事情で辞めたい」「契約更新を断りたい」というケースも出てくると思います。

人材派遣の場合、契約期間は「3か月」と定められているケースが最も多いですが、契約期間の途中で「辞める」と言いにくい場合は、初回の契約更新まで待って、最初の3か月で辞めて問題はありません。

長期前提でも、書類上の契約期間は「3か月」なので、長期前提で引き受けても、仕事内容が合わないなど、想定外のことが起これば、初回だろうと関係なく断っても問題はありません。

ですが、長期前提と知りながら引き受けた仕事を、初回で契約更新を断ることになると、派遣会社の担当者からの印象が悪くなる可能性がある事を覚悟しなくてはいけません。

辞めたい理由は「思っていた業務内容と違った」「職場の人間関係が良くなかった」など、理由は様々でしょうが、契約更新初回から断りたいと考えているなら、誠意を持って対応する必要があります。

そうしないと、次の仕事を紹介の時に「この人は前回、長期前提の仕事なのに初回の契約更新で断った人」という印象が付いて回ってしまうからです。

また、長期前提で引き受けた派遣社員が辞めるという事は、またすぐに次の派遣スタッフを探さなくてはならず、手間をかけてしまう事にもなります。

初回で契約更新をしないつもりなのであれば、突然伝えるのではなく、派遣会社の営業担当者に事前に正直に相談しておくようにしましょう。

派遣の『短期』のお仕事って、どのくらいの期間なのか?

では、反対に短期派遣はどのくらいの期間を指しているのでしょうか?

平成24年派遣労働者実態調査の概況(厚生労働省)によると、短期派遣は『2~3ヶ月以下』の就業期間を表す事が多いです。

就業期間が数日単位の仕事を指す事もあり、「単発」という表記がされている事もあります。

何かのイベント期間中やオープニング期間、繁忙期など、短期的に人手が必要な仕事がメインになります。

長期派遣と短期派遣で任される仕事内容の違い

長期派遣と短期派遣では、募集している仕事の内容も異なります。

長期派遣の場合、オフィスワークにしても、軽作業にしても、ある程度の時間をかけて業務を覚える必要があります。

なので、仕事で使用する専用端末の使い方や、工場で使用する機械の操作方法をゼロから覚える事もあり、実際の業務の中で経験を積みながら、自身のスキルアップも図る必要があります。

就業期間が長くなると、派遣先企業の上司や同僚とのコミュニケーションも取れるようになり、仕事ぶりを評価してもらえると、直接雇用を結ぶ話にもつながる可能性もあります。

 

一方、短期派遣は、イベント期間や新店舗のオープニング、年末年始や長期休暇など、一定期間、繁忙が予想される職場での募集が多いです。

職場に出向いて、業務内容を簡単に教えてもらうと、すぐにできるような仕事が多いのが特徴です。

じっくり自分のスキルを磨くというよりは、次の仕事を見つけるまでのお小遣い稼ぎや、空いた時間だけ、気分が乗った時だけ働きたいという人に向いています。

 

人材派遣は、正社員と違って働き方を自分で選択できる事も魅力の一つ。

長期派遣で経験を積みながら、着実にスキルアップする。

短期派遣で、空いた時間を使ってお小遣い稼ぎをする。

自分のライフスタイルに合わせて、働き方を変えれるので、ぜひ双方の特徴を理解した上で選んでください。