調べて分かった!リクルート健康保険組合の保険料は安い。その特徴について徹底解説

派遣会社を選ぶとき、何を基準に選んでますか?

「派遣会社の大きさや知名度?」「募集されてる職種・仕事の内容や時給?」「担当者の人柄?」

おそらく様々な選び方があると思います。

ですが、『派遣の給料の控除額が少しでも負担額が少ない派遣会社』というのも選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか?

この記事では、健康保険料が他社と比較して安いと評判の『リクルート健康保険組合』(通称『けんぽっぽ』)について、特徴から保険料までを徹底的に解説させていただきます。

 

 icon-chevron-right 保険料が割安なリクルート健保に加入できるのはリクルートスタッフィング

 

リクルート健康保険組合の加入資格と範囲について

リクルート健康保険組合(リクルート健保)とは、リクルート株式会社の全てのグループ会社の社員本人(派遣社員含む)と、その扶養家族が加入できる健康保険組合です。

 

派遣社員として働く場合の健康保険の加入資格は、

『年間収入見込額が130万円以上で、4ヶ月以上または半年以上の長期契約の場合』

に、健康保険被保険者の加入資格があります。

 

ただ、長期契約と言っても、派遣の場合、多くは「3ヶ月の契約更新」になるので、この条件を見ると「自分は加入資格がない」と感じてしまうかもしれません。

ですが、初めから3ヶ月以上の長期契約の見込みがある場合は、初日から健康保険加入資格があるので、安心してください。

しかし、試用期間感覚で、「最初の雇用契約期間だけ、3ヶ月未満(1ヶ月や2ヶ月)」という就業ケースの場合だと、最初の雇用契約期間は、健康保険の加入ができません。

健康保険に加入できるのかどうかを確認するには、初回の雇用契約時に派遣会社の営業担当者にしっかり聞いておきましょう。

 

扶養家族の範囲については、下記の人々が健康保険の被保険者の家族(被扶養者)となります。

ただし、後期高齢者保険加入者は除きます。

リクルート健保の加入範囲

  被保険者に生計を維持されている、両親、配偶者(内縁関係も含む)、子、孫、兄弟姉妹。生計を維持されていれば別居も含む。

別居している場合は「所得証明」が必要です。

所得証明の認定基準は、年間収入が130万円未満(年金受給者は180万未満)で、被保険者からの援助額よりも収入の方が少ない場合。

税金の扶養家族の所得(給与:103万円)とは違いますので間違えないでください。

 icon-check-circle-o 同居していて生計を維持されている被保険者の配偶者の両親や配偶者の連れ子

  同居していて生計を維持されている被保険者の三親等以内の親族

リクルート健保はどういう時に活躍するのか?

お得な付加給付があるものをご紹介します。

高額療養費還付制度

高額療養費制度について

医療費の家計負担が重くならないよう、医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が1か月(歴月:1日から末日まで)で上限額を超えた場合、その超えた額を支給する「高額療養費制度」(こうがくりょうようひせいど)があります。

参考:高額療養費制度を利用される皆さまへ(厚生労働省)

入院や怪我などで法定限度額を超える高額な療養費がかかる場合に、事前に申請しておくと、「限度額適用認定証」を組合から支給され、病院の窓口で一旦法定給付(87,430円)の限度額を支払い、後から付加給付が組合から支給される制度です。

H29年3月までは、所得に関係なく、リクルート健保の加入者全員の支払い上限額は『2万円』で、2万円を超える「67,430円」が数ヶ月後に組合から還付されていました。

しかし、H29年4月からは、所得により限度額が変更されました。

<高額療養費限度額>

標準報酬(カッコ内は月給の交通費や一部手当を除く総支給額)が算出基準です。

  • 標準報酬26万円(25万円以上27万円未満)以下の場合 『付加給付3万円』
  • 標準報酬28万円(27万円以上29万円未満)から50万円(48.5万円以上51.5万円未満)まで 『付加給付4万円』
  • 標準報酬53万円(51.5万円以上54.5万円)から79万円(77万円以上81万円未満) 『付加給付8万円』
  • 標準報酬83万円(81万円以上85.5万円未満)以上 『12万円』

参考:「リクルート健保標準報酬月額保険料額表(PDF)」の標準報酬

また、高額療養費限度額に満たない場合でも、2.1万円以上の窓口負担が、同一月内に同一世帯内で複数ある場合、合算した金額で、リクルート健保の高額療養費限度額を超えた場合は、その超えた金額が高額療養費還付金となります。

ただし、リクルート健保の財政難からH31年4月からは付加給付がなくなります。』

高額療養費の限度額は、法定給付と同じ87,100円となります。

出産時給付

法定給付(420,000円)が支給されます。

妊娠22週未満での出産、又は「産科医療補償制度」に加入していない医療機関での出産は「404,000円」になります。

人間ドッグ

一定の条件を満たせば、その年度の受診期間内に『1万円』の窓口負担で人間ドックを受診することができます。

一定条件とは?

  • その年度の4月1日に被保険者であること
  • その年度の4月1日から指定の受診期間内の受診日まで継続して被保険者であり続けること(退職後に任意継続した場合は継続に該当する)
  • その年度末(3月31日)までに40歳の誕生日を迎えること

ファミリー検診

  • その年度末(3月31日)までに19歳の誕生日を迎えること(その年度に75歳になる方は、75歳のお誕生日の前日までに受診すること)

人間ドックの項目は『日本人間ドック健診協会の項目全て』です。

参考:「基本検査項目表(日本人間ドック健診協会)

受診料は医療機関によって異なりますが、一般的に約5万円相当する人間ドックを1万円で受診できます。ただし、受診機関によっては2万円になることもあるので、申し込むときに医療機関にご確認ください。

申込みはリクルート健康保険組合の会員専用ページ「けんぽのここカラダ」から専用ハガキで申し込まないと、対象外になってしまうので注意が必要です。

ダイエット&ヘルシープログラム(特定健診・特定保健指導)

会社の定期検診が2回受けられます。

複数の健康診断を受診した場合は、初回の定期検診が特定健診となります。

会社の定期検診を複数回受診したり、人間ドックやファミリー検診を受診した場合は特定健診を受診したことになります。

健康診断の結果によって、特定保健指導もあります。ただし、派遣社員の方は派遣先企業の都合もあるので「任意」となっています。

歯科検診

リクルート健保では、「歯科健診センター」と提携している全国の歯科医院で「無料歯科健診」を実施しています。

受診資格はリクルート健保の被保険者と被扶養者全員が対象となります。

受診項目は、一般歯科健診(虫歯、歯肉、歯垢、歯石のチェック)や矯正など、お口に関わるあらゆる相談ができます。

ただし、歯垢・歯石チェックは無料ですが、二次健診や診察治療などは有料です。

健康相談

  身体・介護・育児の相談(ヘルスケア・ダイヤル)

24時間年中無休でメールでも電話でも相談可能です。

一般の健康相談、小児救急相談(小児科医対応)、専門医相談の予約ができます。

専門医相談とは、専門医がより専門的な健康相談に対応してくれるサービスで、その予約がいつでもできるのです。

また、重篤な病気を申告された方等のセカンドオピニオンのために、専門医の紹介をしてくれるベストドクターズ®・サービスもあります。

  メンタルヘルス カウンセリング

心の病に関する悩みだけでなく、家族や会社・仕事・会社の人間関係等々の全ての心配事について、臨床心理士が対応してくれます。

年5回まで無料で、6回目からは有料になります。

電話相談だけでなく、全国150カ所の施設による面談も可能です。

加入者の福利厚生(健康サポートとして施設利用)

施設利用は法人価格で利用できます。

  • コナミスポーツクラブ(1,600~3,200円/回 会員証発行手数料1,000円)
  • 東急スポーツオアシス(1,200円/回 会員発行手数料1,000円)
  • スポーツクラブNAS(1,000円/回 会員発行手数料無料)
  • ルネサンス(1,500円/回 会員発行手数料1,000円)

【比較】リクルート健保の保険料は本当に安いのか?

リクルート健康保険組合は、福利厚生が充実していることは、ここまで詳しくご紹介しました。

ですが、『リクルートの健康保険料は本当に安いの?』と思っている方にとっては、ここが一番重要なポイントです。

ここでは、リクルート健保の保険料が安いかどうかを比較するために、

「リクルート健保」「協会けんぽ」「はけんけんぽ」

の3社の保険料について比較してみました。

標準報酬と健康保険料が等級別に保険料が計算された「保険料額表」を参考に比較していきます。

【保険料3社比較】リクルート健保、協会けんぽ、はけんけんぽ

 

① リクルート健保:健康保険料率8.0% 介護保険料率1.9%
(健康保険:事業主4.15% 被保険者3.85%、介護保険は事業主と被保険者で折半)

標準報酬30万円の場合:健康保険11,550円+介護保険2,850円=『14,400円』

② 協会けんぽ:健康保険料率9.91% 介護保険料率1.65%
(健康保険介護保険共に事業主と被保険者で折半)

標準報酬30万円の場合:健康保険14,865円+介護保険2,475円=『17,340円』

③ はけんけんぽ:健康保険料率9.6% 介護保険料率2.08%
(健康保険・介護保険共に事業主と被保険者で折半)

標準報酬30万円の場合:健康保険14,000円+介護保険3,120円=『17,120円』

 

保険料の計算方法は「毎月の健康保険料=標準報酬×保険料率」です。

比較してみた結果、リクルート健保が圧倒的に安いですね。その差は『約3,000円』です。

リクルート健保の安さの理由は?

健康保険組合は、財政状況に応じて、保険料率を8~13%の間で設定するのですが、リクルート健保の保険料率は『8%』と最も低いです。

また、事業主と被保険者の負担割合も折半でも良く、独自の設定も可能です。

だから、リクルート健康保険組合の健康保険料率は安いのですね。

また、人材派遣会社が健康保険料率を低く設定できるのは、「男性よりも女性の方が多く、配偶者の扶養の範囲内で働くケースが多いから」という理由もあります。

 

ただ、リクルート健保の介護保険料率に着目してみると、協会けんぽより高く設定されています。

なので、介護保険料を指摘する方もいらっしゃいますが、これは40歳未満の若い世代の方が圧倒的に多いので、介護保険料を賄うために介護保険料率を上げる必要があるからです。

 

ですが、リクルートの健康保険組合の場合、介護保険料率が協会けんぽよりも高くても、その分、健康保険料率が低く設定されているので、心配する必要はありません。

健康保険と介護保険を合計すると、協会けんぽよりも保険料が安いです。

また、リクルート健保は健康保険料が、事業主よりも被保険者の負担割合の方が0.3%低く設定されています。

ですから、介護保険料率が高くても、健康保険料の負担の低さが、それを十二分に補ってくれるので、結果的に合計額が圧倒的に安くなっているのです。

特に40歳未満の派遣社員なら、介護保険がないので、一層その恩恵を受けられます。

リクルート健保で医療費を安く抑えて福利厚生で充実した生活を送ろう

リクルート健保の良いところ(メリット)は、派遣スタッフでも加入資格さえあれば、福利厚生まで正社員と全く同じサービスを受けられるところです。

ちなみに、保険料が割安なリクルート健保に加入できる派遣会社は『リクルートスタッフィング』だけです。

他の派遣会社に登録して働く場合はリクルート健保は利用できません。

リクルートスタッフィングは、派遣社員の3年定着率が高いという特徴や、リクルート独自のルートで紹介可能な人気の大手企業の求人も多数あります。

また、医療費を抑えるだけでなく、女性向けにベビーシッター割引サービスや、仕事と育児の両立のヒントを学べるセミナーを開催するなど、独自の福利厚生やサービスを展開しているので、まだ登録をしていない方がいるなら、この機会に派遣登録だけでもしておくと良いでしょう。

登録方法は、リクルートスタッフィングに来社して登録するタイプのものと、WEBだけで派遣登録が完結するタイプの登録方法の2種類あります。どちらも無料。

介護保険がない40歳未満の方で、これから派遣会社に登録しようとお考えならリクルートスタッフィングは検討するべき1社でしょう。

 

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