派遣社員の賃貸契約における審査項目や通過しやすくなるコツ・ポイントは?

派遣で困ることの1つとして、アパートなどの賃貸物件の契約のしにくさが挙げられます。

綺麗で住みやすい立地にあるアパートを探すものの、審査が通らずなかなか部屋が借りられないと悩む人は大勢います。

派遣は安定感のある正社員に比べると、アパート審査の際にやや不利な印象を与えがちです。

しかし、派遣社員が賃貸契約をすることは決して不可能ではありません。

そこでこの記事では、派遣社員の賃貸契約における審査項目や、通過しやすくなるコツ・ポイントを紹介します。

これから一人暮らしなどアパートを借りる予定があるなら、事前にしっかりチェックしておきましょう。

派遣社員の賃貸契約で審査されるチェック項目は?

派遣社員の賃貸契約で審査されるチェック項目は以下の4項目です。

賃貸契約で審査される項目

  1. 申し込む部屋に対しての年収
  2. 職業や勤務先
  3. 連帯保証人は誰がなるのか
  4. 人柄や見た目

年収の項目では、収入が家賃に対して適当であるか?

職業や勤務先の項目では、安定した収入が見込めるか?

といった点を判断します。

雇用の不安定な派遣は、連帯保証人の項目が重要です。

連帯保証人は、両親や兄弟など近親者であるほど、さらに保証人が安定した収入を見込める職業や勤務先であるほど、審査は有利です。

なお、保証人を立てられない場合は、保証会社を使える賃貸物件を探す方法があります。

また、人柄や見た目の印象は、入居した後にトラブルを起こさないかという判断基準になります。

なので、言動や行動、身なりで悪い印象を与えないよう気をつけましょう。

職務の経験年数が少ないほど審査に通りにくい

職務の経験年数は長ければ長いほど、信頼性が増します。

例えば、初めて派遣で働く学生や、今までの職歴がなく派遣として初めて就職した人よりも、空白なく長期に渡り派遣勤務を続けている人の方が、安定した収入を得られる人物と判断されます。

もしも、現在の派遣先の仕事に就いて、まだ日が浅いという場合は、これまでの勤務実績があるなら、それらも合わせて説明し、派遣勤務自体は継続的であることをアピールすると良いでしょう。

物件審査で第一にチェックされるのは、『家賃を支払い続ける能力があるかどうか?』です。

そのため、定期的な収入が見込めるかはかなり厳しくチェックされます。

職務の経験年数はチェックにおける重要な材料になりますので、少しでもプラスになりそうなことは余さずアピールしましょう。

家賃の目安は手取りの3割以内に抑えるべき

派遣で働く方が賃貸アパートの契約をする際に覚えておいてほしいのは、『家賃は手取りの3割以内に抑える』ことです。

給与の総支払額で計算してしまうと、保険料や税金も含めての金額になるので、あくまで『手取りの3割以内の物件を選ぶ』のが、今後の生活を楽にするポイントになります。

固定費である家賃は、毎月の支出の中で大きな比率を占めます。

家賃が高すぎると、生活費を圧迫してしまうので、安定した家賃の支払いを行うためにも、「手取り額」から計算し、無理のない金額を目安にすることが大切です。

とくに、就業したばかりで貯金もほとんどない場合は、最初の月だけ家賃が2か月分の支払いが来るなど、想定していなかったことも起こるので、できるだけ固定費をかけないように、家賃の安いアパートを選ぶようにしましょう。

 

例えば、手取りが20万円の派遣社員の場合は、給与の3割以内である『6万円』が家賃の上限の目安となります。

これ以上高い家賃の賃貸契約は審査が通りにくく、また、実際の家賃支払いも難しくなる可能性があるので、避けた方が良いでしょう。

 

ただ、家賃が安い物件には安いなりの理由があり、お風呂とトイレが別々でないなど、多少の我慢をしなければならない面もあります。

ですが、収入面に関しては審査のハードルが低いというメリットもあります。

派遣で働く方がアパートの賃貸契約をすることを目標とするならば、できる限り安い家賃物件を狙うのがおすすめです。

上限に収まる範囲で、家賃が安ければ安いほど審査が通りやすくなります。

 

また、実際入居した後に家賃の支払いが滞ることを防ぐため、あらかじめ家賃以外の生活費を計算しておくことも大切です。

「計算してみたら予想以上に出費が多かった」場合は、今のあなたが考えているよりも、さらに安い家賃の賃貸物件を探す必要があります。

 

派遣で働く人が家賃の目安を考える時は、

  • 手取りから考える家賃の目安
  • 実際の生活をイメージして無理なく支払える金額

この2つのバランスを見て考えなければなりません。

実現可能な範囲の家賃であれば、審査の際の信頼性も増しますので、よく検討しましょう。

派遣社員でも借りやすいアパート物件の特徴

派遣でも借りやすいアパート物件の特徴をいくつか紹介するので、物件を選ぶ時の参考にしてください。

大家さんが個人

賃貸物件の管理は会社か個人の2パターンになりますが、非正規雇用の派遣でも借りやすいのは、「個人が大家さんをしているアパート」です。

会社が管理している物件は、明確な審査基準に則っているため、正社員など、定職についていなければ審査が通りにくい場合があります。

一方、大家さんが個人である場合、物件審査は全て大家さんの判断です。

大家さんが総合的に考えてOKを出せば、賃貸契約を結ぶことができます。

細かい事情や説明を含めて判断してもらえる可能性があるので、個人が大家さんをしている物件がおすすめです。

ただし、管理しているのが会社か個人かは分かりにくいので、不動産会社で物件探しをする際は、事情を話して、該当するような物件を紹介してもらえるよう相談しましょう。

条件が悪い・人気がない

条件が悪かったり人気がない物件は、空室状態が続いている可能性が高いです。

空室になっているよりは、誰かを住まわせて家賃収入を得た方が大家さんにとってプラスなので、審査のハードルが下がっていることも多々あります。

不人気物件であれば、収入が低くても審査に通る場合があるので、積極的にチェックしましょう。

  • 築年数が古い
  • 最寄駅から遠い
  • 独立洗面台などの設備がない
  • 過去に事件や事故が起きた

などの条件の物件は、人気がないことが多いので狙い目です。

外国人や生活保護OKの物件

外国人や生活保護受給者も、物件審査に通りにくい傾向にあります。

しかし、「外国人・生活保護OK」とうたわれている物件ならば、審査に通りにくい人でも入居可能な物件なので、派遣社員でも審査に通る可能性があります。

派遣社員が入居審査を通過しやすくなるコツ・ポイント

非正規労働者である派遣社員が、入居審査を通過しやすくなるコツ・ポイントには次のようなものがあります。

審査通過の重要ポイント

  • 不動産屋に行くときは身なりを整える
  • 実際に就業している状態で賃貸物件の相談をする
  • しっかりした身元で職業が安定している保証人をたてる
  • ルームシェアなど複数人数での賃貸は避ける
  • 隠し事をしない

不動産屋に行くときの身なりは大切です。

賃貸契約希望者の人柄や印象を伝えるのは不動産屋ですので、できるだけ好印象を持たれるような恰好をしていきましょう。

派手過ぎる服装や、ブランド物を身に付けるのは、浪費が激しそうな印象を与えるため避けた方が良いです。

きっちりした性格をアピールするためにも、シンプルで清潔感のある服装をおすすめします。

 

まだ就業が決まっていない場合は、そもそも収入を得ること自体が可能なのかが疑われるため、実際に就業が決まってから不動産屋に相談しましょう。

また、保証人にはできるだけ近親で、かつ職業が安定しているため確実な収入を見込める人を立てましょう。

保証人がしっかりした身元の人であれば大分印象は違います。

 

なお、ルームシェアや同棲など、複数人数での賃貸契約は審査が難しい場合があります。

入居したとしても、何らかの事情で入居人数が減っていけば、その分残って入居している人の家賃負担が大きくなり、家賃支払いが困難になると予想されるためです。

賃貸契約審査を通りやすくするためには、1人入居で申し込む方が良いでしょう。

 

そして最後に大切なポイントは、隠し事をしないことです。

入居の申し込みをする際、事実と異なることを書くと、契約解除に該当する場合があります。

また、事実と異なることは、どこかチグハグになってしまうため、不動産屋にも分かります。

審査を通過するためには、現状を包み隠さず話し、相談に乗ってもらいながら物件を探すことが大切です。

 

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仲介してくれる不動産屋に現状を詳しく伝え、適切な物件を紹介してもらおう

賃貸契約の審査を通過するために、気をつけなければならないことや、意識すべき点は数多くあります。

しかし、最も大切なのは、賃貸希望者と物件の仲立ちをする不動産屋に、現状を細かく伝え、よく相談しながら、適した物件に審査を申し込むことです。

その中で、ここは妥協できる部分、ここは絶対に妥協できないなど、自分の中でのラインを決めて、住みやすいアパートを見つけましょう。

この記事で紹介したポイントやコツを参考にしながら、しっかり準備をして賃貸契約の審査に臨みましょう。