仕事についていけない派遣社員が今すぐやるべき行動とは?
「業務内容が思っていたよりも仕事が難しくてついていけない」
「みんなの仕事のスピードが速すぎる」
「上司や同僚と仕事のやり方が違って、それについて行くのが大変…」
このように仕事が上手にできないことに悩んでいる人はとても多いです。
派遣で働いていて、一度「仕事についていけない」と感じてしまうと、それを軌道修正するのはなかなか難しいですよね。
ですが、辞めたい気持ちはあっても、契約期間途中の退職は躊躇してしまうし、どうすればいいのか考えものです。
この記事では、仕事についていけないと感じている派遣社員が、今すぐやるべき事、仕事を辞めるか見極めるポイントについてまとめているので、もしも今悩みの真っただ中にいるならぜひ参考にして下さい。
仕事についていけない派遣社員が今すぐやるべき行動4つ
1 なぜその仕事についていけないのか?原因を考え改善する努力をする
派遣先の仕事についていけない、と感じている人は、まずその原因や理由について考えてみて下さい。
「上司に怒られた」「同僚に迷惑をかけてしまった」などもそれに含まれます。
技術的な部分や能力で悩んでいる人なら
「タイピングスピードが遅い、ブラインドタッチができない」
「事務員として働いてるけど、基本的な知識が足りていない」
ほんの一例ですが、こんな風に感じている人も少なくないんじゃないでしょうか?
もし、技術的な部分が足りなくて、仕事についていけないと感じているのであれば、それを改善する努力がまずは必要です。
家に帰ってから、自宅のパソコンを使ってブラインドタッチの練習をするのも良いですし、派遣会社によっては無料の「e-ラーニング講座」を開講していることもあるのでそれらを活用して能力向上を図ることもおすすめです。
また、技術面だけでなく「知識不足」に関しても同様です。
大手の派遣会社では、割安で資格が受験出来たり、大手スクール等の入学金や授業料等を優待してくれるような福利厚生制度が整っています。
せっかく派遣で働いているのですから、派遣会社の福利厚生制度はフル活用して自分の仕事に自信がもてるように努力が必要です。
少し時間はかかるかもしれませんが、スキルアップをしたり、勉強をする事によって、業務内容についていけないと思う事は確実に少なくなります。
2 上司や同僚との人間関係を見直してみる
今の会社の仕事についていく自信がないと思っている人の中には、会社での人間関係があまり上手くいっていない人も多いのではないでしょうか?
派遣社員だからと、知らず知らずのうちに周りの人と壁を作っていたり、なるべく人と関わらない様にしていたりする人もいるかもしれません。
そんな人は、明日から、朝、元気に挨拶をしたり、分からないところは素直に聞いてメモを取る、ありがとうございますと感謝の気持ちを伝えると、もう少しコミュニケーションを心掛けてみることで人間関係も改善されていきます。
休憩室でお菓子を配って会話の糸口を見つけてみたり、これまではすべて断っていた飲み会に、勇気を出して参加してみるのもおすすめです。
一見仕事に関係なさそうなことが意外にも1番大事な場合もあります。
意外に思えるかもしれませんが、そうする事で同僚とのコミュニケーションが取れるようになって、仕事もうまく回せる様になるケースもあります。
また、上司や同僚と積極的に話す事で、その人の仕事に関する考え方も分かってくるかもしれません。
「仕事が大変でついていけない」と思っても、社内に関わりのある人がいると、困った時に助けてくれたり、業務を丁寧に教えてくれる人が出てくるものです。
3 仕事のモチベーションに繋がる目標を作る
毎日ただただ働いていると、ちょっと仕事が忙しくなったり、少し大変になるだけで「もうついていく自信がない…」「もう無理、辞めたい…」と考えてしまいがち。
そんな時は、モチベーションアップに繋がるような目標を作ってみることがおすすめです。
目標というと難しい感じがしますが、1番簡単なモチベーションアップになるのは、何かを達成したお祝いに自分に『ご褒美』をあげること。
「次の給料日まで頑張って働いたら、少し贅沢なランチに行こう」
「来年には、あのブランドの財布を買おう」
「1年間頑張って働いたら、ご褒美で旅行に行こう」
というように、仕事をする上でのモチベーション維持につながる目標があると、ご褒美のために頑張ろうと思えて、少し大変な事があっても、乗り越えられるようになります。
4 派遣会社の営業担当者に今の悩みを聞いてもらう
今の派遣先についていけないと感じているなら、今の悩みを相談してみるのも、問題を解決する一つの方法です。
馴染みの派遣会社の営業担当者に相談してみるのも良いですし、大手派遣会社にはキャリアカウンセラーが在籍している事もあります。
一人で悩んでいてもなかなか解決はできませんし、変に悪い方向ばかりに話が進んでしまうので、もし悩んでいるなら今すぐ誰かに相談するべき。
派遣なら間に入ってくれる担当者もいますし、カウンセラーが対応してくれる派遣会社もあります。
そういった仕組みを使って、素直に今あなたが思っている事、悩んでいる事を相談してみましょう。
もしかしたら相談しても100%解決はできないかもしれません。
ですが、素直に話を聞いてもらうだけでスッキリすることもありますし、また明日から頑張ろうと気持ちに変化があるかもしれないので、悩みがあるなら今すぐ誰かに相談してみるようにしましょう。
どうしても無理!「派遣の契約期間の途中で辞めたい」最適な退職理由と手順
色々考えてみたけど「どうしても無理、辞めたい」という人向けに、派遣契約期間の途中で辞める為の退職理由やその手順について紹介します。
契約期間の途中で派遣を辞める理由と伝え方
契約期間を残して退職するのは派遣会社からも派遣先からも、どちらからも嫌がられます。
「最初に契約した事項を守ってほしい。」
このように言われることはまずもって間違いありません。
ですが、どうしても無理ならその派遣会社とは縁を切る覚悟の上で退職したい旨を伝えてください。
ほぼ断られない退職理由として最適なのは
「病気(うつなど精神的な病気が最適)になって入院する事になったのでこれ以上働けない」
「遠方に住む親の介護が必要になった」
など、「病気、親の介護、引越し」の3つの理由を使えば、色々と詮索されずに辞める事が出来ます。
派遣の契約途中で辞める手順
退職手続き流れ
① 派遣会社の営業担当に話をする
② 担当者から、もしくは本人から派遣先企業に退職を伝える
③ 業務の引き継ぎ、社員証や備品の返却
契約途中で満了を迎えていなくても、問題なければこちらの手順を踏めば辞めることができます。
「辞める?」「続ける?」その判断基準や最適な退職時期について
退職するかどうかの判断基準は?
① 時給・給料がその労働の対価として見合っているか?
労働者は、自分の労働力に対する対価として給料を受け取っています。
ですから、その給料(時給)が、その大変さに見合っているかどうかは重要な判断基準です。
どんなに大変な仕事でも、その大変さ以上に給料をもらえている実感があるのであれば、その仕事を続ける価値はあると考えられます。
一方で、大変な仕事なのにも関わらず給料が高くなければ、その仕事を辞めて他の仕事を探しても、後悔はしないでしょう。
辞める事を考えた時には、その大変さやストレスと、受け取っている給料を天秤にかけてみて下さい。
② 友好的な人間関係が築けているか?
仕事をする上で、仕事内容と同じ位大切なのが人間関係です。
どんなに大変な仕事でも、職場の人間関係が良好なら、鬱になったり、精神的に病んでしまう可能性は低いです。
反対に、むかつく上司がいる、同僚とは話をすることがない環境だと、いくら仕事が好きでも会社に行くのが嫌になります。
今の仕事についていけない、と考えていても、人間関係に不満がないのであれば、それはかなり恵まれた職場環境なので、もう少し頑張ってみても良いかもしれません。
最適な退職時期は?
派遣を辞める時期として1番良いのは、やはり『契約更新』のタイミングです。
契約期間途中で辞めると言い出すのは勇気がいりますし、派遣会社の担当者にも派遣先企業にも迷惑をかけてしまいます。
しかし、これ以上働き続けたら、鬱になってしまうとか、精神的にかなりキツイのであれば、すぐにでも辞めるべきです。
仕事くらいで鬱にされたらたまったもんじゃありませんし、その後の人生に大きな影響を出してしまいます。
ですが、もしも契約途中で辞めるのであれば、出来る限り繁忙期を避けたり、次の派遣の人への引き継ぎ等に配慮すれば良いでしょう。
どうしても仕事についていけないなら相談して他の仕事に変えてもらおう
派遣社員として働くなら、契約期間満了までしっかり働くのがベストです。
ですが、どうしても仕事についていけないという悩みを抱えている人も実際多いです。
もし、今の会社の仕事、方針、業務内容についていくのが難しいと感じているなら、営業担当に相談して他の仕事に変えてもらう事をおすすめします。
派遣は正社員と違って嫌な場合は仕事を変えることができるメリットがあります。
大手派遣会社になれば紹介できる職種も豊富ですし、様々な業界・職種にチャレンジする事も出来るので、まずは今の悩みを営業担当に話してみましょう。