派遣会社は複数に登録したり、複数にエントリーしてもいいの?

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複数のエントリーが可能なら、就業するまでの期間が短く済みますが「そもそも複数エントリーは可能なのか?」「沢山の派遣会社に登録してるのがバレたら、あまり良く思われないんじゃないか?」…と不安に思う方も多数いるでしょう。

そんな派遣会社の複数登録、複数エントリーの疑問について解説します。

複数の派遣会社に登録しても問題ないのか?

複数の派遣会社に登録するのは、原則として禁止されていません。

これは、求職者が自分に合った人材派遣会社を見つけ、より良い条件の就業先を探す権利があるからです。

人材派遣会社は複数登録しておいた方が条件の良い派遣先を見つけられるので、多くのWEBサイトで3社~5社に派遣登録することを推奨されています。

派遣会社同士は競合していますが、最初から1つの派遣会社に絞らなければいけないという決まりはありません。

むしろ、派遣会社同士を競合させることで、同じ求人の比較であれば、何かしら待遇面の条件を上げて応募してもらう必要が出てくるので、より多くの人材派遣会社に登録して、より働きやすい派遣求人を探す事が大切です。

複数の派遣会社に登録して、掛け持ち・ダブルワークはしてもいい?

複数の人材派遣会社に登録が可能なら、別の派遣会社を通じて、派遣される仕事を2つ、3つ掛け持つ事は可能なのか?疑問に思う人もいるでしょう。

例えば

  1. 「月曜日と火曜日はAという派遣会社から派遣されるBという企業で仕事」
  2. 「水曜日~金曜日まではCという派遣会社から派遣されるDという企業で仕事をする」

といったケースです。

ダブルワークに関しては不可能ではないので、答えとしては可能ですが、ハッキリ言って推奨はしません。

また、人材派遣会社によっては副業やダブルワークを禁止しているところもあるので注意が必要です。

人材派遣会社は何社登録するのがおすすめ?

「1社で十分でしょ」
「5社くらい登録しておけばいいんじゃない!?」
「比較するためにも大手10社は登録必須!」

色々な意見があると思いますが、まずは「3~5つの人材派遣会社に登録」するのが吉。

派遣社員として働こうと考えている時に、1つの派遣会社だけしか登録していない人は、全体の1割しかいないというデータもあるので、複数の派遣会社に事前に登録しておいた方が良いのは一般的に高い認知度を誇っています。

中には、10社以上に登録している人もいるみたいですが、正直言って10社とかは登録する作業もめんどくさいですし、管理もできないので、3~5社に絞って登録をした方が効率的で、エントリー履歴を管理しやすいです。

別の派遣会社に同じ求人が掲載されている場合

人材派遣会社に何社か登録していると、それぞれの派遣会社で同じ求人を見つけることも度々あります。

その際「どの派遣会社からエントリーするか?」迷う人も多いでしょうが、応募を決定するポイントは

  1. 時給が高い方の派遣会社からエントリー
  2. 待遇面の交渉をしてくれる担当者がいる派遣会社からエントリー
  3. 上手に自分を売り込んでる営業担当者がいる派遣会社を選ぶ
  4. 既に登録していて就業経験がある場合は、あなたを高く評価してくれる派遣会社を選択
  5. 融通を聞いてくれそうな方を選ぶ

上記5点を満たす派遣会社からエントリーするのが吉。

例えば、派遣社員として働く場合、時給に重きを置いて求人を探す人も多いですが、登録している派遣会社によっては、条件が異なるケースも珍しくないので、より良い条件を提示しているところを選びましょう。

もし、同一の条件が求人に提示されているのであれば、派遣会社の担当者が、時給などの待遇面の交渉や、あなたを派遣先企業に上手く売り込んでくれるかどうかも考慮しましょう。

また、社内選考は必ず通過する補償がないので、いくつかの派遣会社からエントリーをするのも採用されやすくなる1つの方法です。

人材派遣会社のエントリーというのは、第一段階で派遣会社の合否があり、それを通過したら派遣先の企業との顔合わせになります。

つまり、希望する企業で採用されるには、まずはその人材派遣会社の採用基準を満たしている必要があるのです。

特に不採用が続いている人は、第一段階で落とされている可能性が高いので、複数の人材派遣会社に同じ求人があるなら、複数の派遣会社に登録してエントリーするようにして、採用される確率をアップさせましょう。

もし、どちらの派遣会社でも社内選考を通過した場合は、顔合わせや会社見学に行く前に必ずどちらかを辞退しましょう。

複数エントリーは社内選考で不利にならない?

同じ派遣会社で複数の求人にエントリーすると、「社内選考で不利になるのではないか?」と不安に思う方も少なくありませんが、こちらに関しては、多くの大手人材派遣会社が「社内選考で不利になる事実はない」と公表しています。

しかし、あまりにも多くの求人に応募していると、派遣会社から良い印象にならないのは想像がつくので、応募しようか迷ったり不安に思う点がある場合は、担当者に相談しましょう。

就業先が決まったら、他の派遣会社に何て言えばいい?

複数の派遣会社に登録・エントリーしていて、1つの派遣会社で、就業先が決まって、断らなければならない案件がある場合、他の派遣会社には「就業先が決まった」ことを、正直に話しましょう。

報告をしておかないと、次から次へと仕事の紹介の連絡が来ることになり、手間もかかってしまいます。

特に、他の派遣会社でも社内選考に進んでいた場合は、早めに辞退をするのがマナーです。

今回は、その派遣会社ではお世話にならなくても、次の派遣先を探す時にはまたお世話になる事もあるかもしれません。

先方に余計な負担をかけない為、そして自分自身の評価を下げない為にも、きちんと連絡を入れることが重要です。

複数の人材派遣会社に登録するメリット・デメリット

【メリット】

  • 複数登録・複数エントリーで、すぐに仕事を始められる
  • 複数登録でブランク期間を空けずに就業先が見つかる
  • 時給や勤務時間の考慮など、より良い条件の派遣先を探せる
  • 1社登録だけでは分からない「派遣会社ごとの違い」が分かる
  • 派遣会社によって得意職種が違う。例:「A社は事務派遣に強い」「B社は工場派遣に強い」

【デメリット】

  • 新着求人の未読mailが増える
  • 複数の派遣会社の担当者との連絡が増える
  • エントリー数が多くなると、どの派遣会社からどの企業にエントリーしたか、管理が大変になる

3社~5社くらいの人材派遣会社に登録することで、より条件面の優れた派遣求人を探し、優良企業に就業できるようになります。

また、大手の人材派遣会社や地方の小さい派遣会社など、様々な規模で運営してる派遣会社を利用することで、大手優良と中小企業が運営する派遣会社の違いも分かりますし、自分に合った派遣先を紹介してくれる会社や、相性の合う同性の担当者や同年代で話しやすい担当も見つかるようになるので、まずは色々なところに登録してみるべき。

登録数が増える程、メールの未読が多くなったり、管理も若干めんどくさくなりますが、派遣会社専用のメールアドレスを作成し、手帳や就職活動専用のスケジュール帳を使う等、工夫すれば全く問題ありません。

選択肢を増やし、自分主体で就業先を見つけよう

派遣スタッフが、数社に渡って派遣登録をしているのは周知の事実。

派遣会社主導で仕事を決めるのではなく、自分主体で仕事を選べるように持っていくのが、希望を満たす職場で働くには重要なポイントになります。

より良い待遇を求める派遣社員にとっては、複数の人材派遣会社に登録するのが合理的なのは間違いありません。

就職・転職で一番ダメなのは、「終業後に失敗だったと後悔してしまうこと」

特に「知らない」「無知」というのは必ずと言っていいほど損をするので、同じ派遣先で働く派遣社員が自分より200円時給が高かった、交通費が支給されていたとならないような対策が必要です。

 

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