派遣の面接で不採用になる原因と見直すポイント

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「派遣の顔合わせや職場見学をした後に不採用の連絡が来てしまった…」
「今後の顔合わせも落ちるのではないかと不安で仕方ない…」
「顔合わせに進めば、採用同然だと思っていたら、不採用と言われて驚いた…」

このように悔しい思いをしているのは、あなただけではなく、多くの派遣社員が抱える悩み。

派遣の面接(顔合わせ・職場見学)で不採用になってしまう原因や、落とされる場合の見直し方や対策について解説します。

派遣社員の事前面接は禁止されている

労働者派遣(紹介予定派遣を除く。)の役務の提供を受けようとする者は、労働者派遣契約の締結に際し、派遣労働者を特定することを目的とする行為をしないように努めなければなりません。(労働者派遣法第26条第7項)

最初にお伝えしなければならないのは、派遣社員は事前面接は禁止されている(※紹介予定派遣を除いて)という事。

ですが、現状では「顔合わせ」「会社訪問」「職場見学」が面接の意味合いを含んでおり、顔合わせや職場見学と名を変えた面接により、採用か、不採用かが決まるというのが派遣業界の現実となっています。

派遣の顔合わせ後に不採用になる確率はどの位あるのか?

雇用元である人材派遣会社の社内選考を通過しても、その先には派遣先企業との顔合わせや職場見学が待ち構えているのがほとんど。

派遣先の企業との面談後に、不採用になる可能性は大いにありますが、顔合わせや職場見学によって、採用・不採用になる確率に関して、正確なデータは存在しません。

人によっては、5回連続で顔合わせ後に面接不採用になった人もいますし、今まで不採用になった経験が無い人もいるので、一概にどのくらいの割合で不採用になるかは分かりませんが、一部では不採用になっているのは確かです。

 

派遣先の企業とマッチした人材だから紹介してもらっているのに、どうして不採用になるのか?

 

落とされてしまう背景には、登録している人材派遣会社としては、「○○さんを、この企業に派遣したい」と決定して紹介してくれても、派遣先の企業が複数の人材派遣会社と提携していれば、他社からの応募も多数発生し、他の派遣会社との競合が多数生まれてしまいまいます。

企業サイドとしても採用枠に限りがあるなら、会社訪問時にその人が適正かどうかを判断する必要があり、面接で落ちる人が出てくるのです。

人材を急いで探している場合は、余程の問題がない限り、採用されるケースが多いのですが、反対に人気のある求人の場合は、派遣会社3~4社が競合する事態が起こるのも珍しくないのです。

顔合わせで不採用になる5つの原因とその対策

【原因1】仕事、職種、職業に対してのスキル不足

応募した仕事に対する経験が無い、知識が無いなど、派遣先企業があなたよりも高いスキルの人材を求めている可能性があります。

競合他社で、より高い能力・経験がある人材がいた場合は、相対的な評価で、不採用になってしまうことがあるのです。

【対策】⇒資格修得や実務経験を積む

業務内容に適した資格を習得しておくことは、客観的な評価に繋がります。

例えば、パソコンスキルや語学レベルに置いても、短い期間で公平な評価を下さなければならない時は、保有資格で判断されるケースが多いです。

また、保有資格と共に、実務経験も重要視されるケースは少なくありません。

例えば、経験の無い方が、通訳や翻訳などを仕事にしたい場合、どうすればいいのか?と言うと、まずは「未経験者歓迎」の求人から応募するのがおすすめです。

時給などの勤務条件は、経験者募集の求人よりも見劣りしますが、実務経験をある程度積むことで、その後、より条件の良い求人に応募した際に、これまでの実務経験を評価してもらえるようになります。

【原因2】身だしなみがきちんとしていない

派遣の顔合わせの実態は、面接が言葉を変えただけなので、第一印象が何より大切です。

だらしない服装をしている、派手なネイルをしている等、社会人として最低限のマナーが守れていないと判断された人は、採用・不採用を決める土俵にさえ上がれていないので注意が必要です。

【対策】⇒社会人として最低限の身だしなみを整えよう

スーツを着る、長い髪の毛をまとめる、ジェルネイルやデコネイルなど派手なネイルは避ける、といった基本的な社会人としての面接のマナーを守りましょう。

顔合わせに行く時の服装をスーツにするか、オフィスカジュアルで行こうか迷っている場合は、派遣会社の営業担当者に相談しましょう。

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【原因3】コミュニケーション能力が低い、一緒に働きたくないと判断されている

派遣社員は、派遣先企業で既に働いている正社員の人達とコミュニケーションを取って仕事をしなければなりません。

仕事に必要な資格やスキルも大切ですが、円滑に仕事を進める為には、上司や同僚と上手くコミュニケーションを取れるかどうかも採用、不採用の判断基準になります。

顔合わせ時に緊張でまともに喋れないのは相手方も理解がありますが、質問に対する回答が全く意図を得ない、意味不明という場合、コミュニケーション能力が低いと判断されてしまいかねません。

人と話すのが苦手くらいなら、まだ改善の余地ありですが、「一緒に働きたくない」と評価されてしまったら採用される事はほぼありません。

【対策】⇒「話す」「聞く」「相手の表情」を意識する

顔合わせの時はハキハキと話す、相手が話をしている時は目を見て聞く、相手に威圧感を与えないにこやかな表情でいる事を意識しましょう。

普段から怒っていなくても「怒っているの?」と聞かれてしまうような人は、自分が考える3倍くらいの笑顔や受け答えを意識すると良いでしょう。

【原因4】派遣社員として、継続的な勤務が見込めない

派遣に登録しようとしている方の中には、派遣社員として働きながら正社員になる為の就職活動を並行して行いたいと考える人も一定数います。

ですが、「正社員に採用されるまでの間、お金も大変だし、一旦派遣で働こうと思っています」などと、バカ正直に話してしまうと(ここまで言う人はほとんどいないでしょうが笑、仕事が続かなそうな発言は控えましょう)、派遣先企業からは「採用してもすぐに辞めてしまうかもしれない」と思われてしまいます。

【対策】⇒本音と建て前を使い分ける

顔合わせの際は、正直に話し過ぎると良くない場合も多々あります。

例えば、「どうして派遣社員という働き方を選んだのか?」聞かれた場合に、どのように回答するかで明暗が分かれるケースもあります。

×「バイトするよりも楽で稼げるから、時給高いし」
×「責任の無い仕事がしたい」
「仕事と家庭が両立できる働き方がしたい」
「自分の経験・能力を活かせる職場を選びたいと思った」
「仕事の経験が少ないので、派遣から実力をつけたい」

というように、本音は心の中にしまって、お手本のような回答を準備しておきましょう。

【原因5】派遣会社と派遣先企業の情報のミスマッチ

派遣先企業が求める人材を、派遣会社の営業がきちんと理解していなかった。

登録している人材派遣会社と紹介予定の派遣先企業の双方のミスマッチにより、不採用になる場合もあります。

【対策】⇒大手優良派遣会社に複数登録し、まともな対応のできる担当を探そう

派遣会社と派遣先企業の間でのミスマッチは起こりうることですが、派遣会社の営業担当者が「ハズレくじ」の場合もあるので注意が必要です。

このような事態を防ぐためには、まずは登録者からの評判や口コミが良い人材派遣会社に登録すること。

複数の大手優良人材派遣会社に登録しておけば、良い担当者に巡り合う可能性も上がりますし、派遣会社の求人や福利厚生なども比較して評価できるようになります。

顔合わせで不採用になった理由は教えてもらえるの?

顔合わせや職場見学などの面接後、採用の合否は、

  1. 派遣先企業
  2. 派遣会社の営業担当者
  3. 応募した派遣スタッフ

の順番で伝えられます。

顔合わせや職場見学の合否を出しているのは、登録している派遣会社ではなく、派遣先企業なので不採用になっても、その理由を知る事はほぼ不可能です。

ですが、派遣会社の営業は何度も派遣社員の面接に同席しているので、不採用の原因を分析してもらってアドバイスを受けることが可能です。

不採用続きで悩んでいるなら、一度顔合わせの時の自分を振り返ってみよう

数回不採用になるだけで落ち込む必要はありませんが、何度も不採用になっているのであれば、落とされる原因は何か?を考えて、何かしら対策を打つべき!

自分では何が原因か分からないなら、会社訪問に同行してくれた営業担当に聞いてみましょう。

そこで、何かしら解決策や対策が出てくるはずです。

顔合わせの時の自分のあり方、受け答えのし方を見直し、より良い派遣先に就業できるように頑張って下さい。