派遣社員の年賀状事情|お世話になった派遣先や派遣会社に年賀状は出すべき?
年末を迎える12月の時期になると、派遣社員として就業している方々にとって気になるのが年賀状です。
年賀状を関係する方々へご挨拶として出した方がいいのか悩まれていませんか?
「ビジネスマナーとしては年賀状は出すのが当たり前なのか?」
「所詮派遣社員なんだから、年賀状は出さなくてもOKなんじゃないか!?」
派遣会社や派遣先企業との年賀状のやり取りに関して悩む声は多いですが、年賀状を出した方がいい場合や出さなくてもいい場合は、ケースによっても異なります。
この記事では、派遣社員の年賀状について他の派遣スタッフがどうしているのかを、 派遣会社の現役の営業マンが実態について紹介します。
目次
派遣会社の担当営業への年賀状は必要?
他の派遣スタッフがどうしているのか?気になる人も多いと思いますが、実はほとんどの派遣社員の方々は担当営業には年賀状を出しません。
派遣社員として就業している方で、派遣会社の担当営業に年賀状を出す方って実はかなり少数です。
しかしながら、その少数派の年賀状を出す方々が、多少なりにも恩恵を受けている事実があります。
派遣会社の担当営業も人間なので、やはり担当派遣スタッフさんから年賀状をもらったら、かなり嬉しいです。
派遣会社の中でも、「あの人派遣スタッフさんから年賀状もらっている、すごいなー、いいなー」なんて、ちょっと社内でも自慢ができちゃったりするものです。
派遣会社で年始の際に営業で担当派遣スタッフさんから年賀状が届いている方は、逆に珍しいので、余計に担当の方もうれしい限りなのです。
そうなってくると、年賀状をくれた派遣スタッフさんにはかなり好意的に接してくれること間違いなしです。
時給UPを目指している人や、派遣先で解決をしてもらいたい問題や悩みを抱えている方は、打算的にはなってしまいますが、率先して担当営業へ年賀状を出してみましょう。
派遣就業において、待遇改善や時給交渉は担当営業の裁量で決まるケースもあります。
そこを「年賀状」という、この時期にしか使えないビジネスルールに乗っ取って挨拶をしておくことで、今後の派遣就業も有利に働くので、年賀状は出しておいて損はないはずです。
しかし、「別に派遣会社の担当営業とそんなに良く思われたくなくても結構」なんて方にとっては面倒なだけですので、大多数の派遣社員の方々同様に年賀状は出さなくても構いません。
派遣先でお世話になった社員さんに年賀状は出すべき?他の派遣スタッフはどうしてる?
就業先である派遣先企業の、お世話になっている社員の方々への年賀状はどのようになっているのか?
と言うと、こちらも派遣会社への年賀状と同様に、派遣就業しているほとんどの人が年賀状を出していません。
理由は色々あると思いますが、『個人的な年賀状でのご挨拶はご自宅に向けての送付となるので、住所を知らなければ年賀状を出すのが難しいから』というのが最もな理由でしょう。
ご自宅の住所録などの配布は一般企業ではまず無いので、ご自宅が分からなければ年賀状を送付することはできません。
しかし、今年大変お世話になった就業先の指揮命令者の方や、仕事を懇切丁寧に教えて下さった派遣先の社員の方に、どうしてもお礼がしたいという事であれば、年賀状は当然に出して頂いた方が良いでしょう。
社員の方も年賀状をもらって嬉しくない人は基本的にはいないので、本当にお世話になった場合に「是非とも来年もよろしくお願いいたします」という意味合いでも年賀状を出す価値は十分にあります。
また、年賀状を通じて新たな感情が発生するのも、年賀状を送るメリットです。
「この人は派遣なのにとても丁寧な方だ」という評価となる可能性も高いので、少し打算的ではありますが、
「その企業で仕事を続けたい」「社員として採用してほしい」
という思いがあるなら、年賀状は出さない理由がありません。
社員の方への年賀状送付で気を付けるべきポイント
社員の方に年賀状を出す場合には、まず住所を個人的にヒアリングすることが必要です。
住所を聞く際は、必ず「年賀状を送付したい」旨を必ずお伝えしたうえでお聞きしましょう。
また、個人的にはお世話になった人だけに年賀状を送りたいという方もいらっしゃるでしょうが、会社という組織の中では、派遣社員の方より1名にのみ送られたという事が逆効果となってしまうケースもあります。
ですので、年賀状を出すなら『自分が所属する関係部署の方全員』に送った方が無難です。
また、そもそも「会社内で社員間の年賀状禁止」なんて会社もごく僅かですが存在します。
どうすべきか悩んだ場合には、派遣先の指揮命令者に年賀状を送るべきなのかを相談をしてみましょう。
また、年賀状にはルールがあり、喪中の方への送付はNGとなります。
年賀状を送りたいので住所をお教えいただく際に、もし年賀状を出したい社員の方が喪中であればその旨伝えて頂けるはずです。
喪中であれば、その際には「失礼をしました」と丁寧に回答をすることが大事です。
年賀状は安い投資。マナーを守って新年の挨拶を
62円(※12月15日~1月7日までは「52円」)で今年のお礼が伝えられ、今後の就業がスムーズになるのであれば、年賀状は安い投資です。
メールやLINEが当たり前のデジタルな世の中となりつつありますが、まだまだ年賀状の持つ役割は大きく、派遣社員もケースバイケースで上手に活用することが大切です。
年賀状は郵便局以外にも、コンビニや、スーパーの店頭で販売されていますが、購入されるなら年賀状はなるべく印刷がほとんどされているものを選ぶのが、書く手間も少なくなるのでおすすめです。
ただし、印刷だけはNGです。必ず一言、二言の文章を添えることが大切です。
スペースに少し新年の挨拶が書けるくらいのものをセレクトしましょう。
期日は、『12月25日まで』に投函すれば、日本全国元旦に届くようになっています。
元旦に届いた方が頂いた方にすれば喜ばれるので、25日までにはポストに投函しましょう。
また、会社関係なので友人に送るような言葉使いや絵文字的なものはNGです。
あくまで仕事上の関係者という事を忘れずに簡潔に丁寧な文章でマナーを守って書きましょう。