子育てママの仕事探し。 おすすめの派遣の仕事・職種について
0歳から5歳までの子を持つママが、働きやすい仕事を探すのはなかなか難しいものです。
ましてや、結婚や出産で会社を退社してしまった方の仕事探しは、ブランクがある分、一層困難になってしまいます。
乳幼児がいる場合は、保育園のお迎えで残業も難しく、子供の病気やけがで、保育園からの電話1本でいつ早退となるかわかりません。
そのため現実問題として、働きたいママを採用する企業の人事も二の足を踏んでしまうことが多いのです。
しかし、子育てに理解のある企業も最近増え始めています。
そこで今回は、子育てに理解のある企業で、子育てママの生活スタイルに合った働きやすい仕事をご紹介しましょう。
目次
子育てママの仕事は派遣だからこそ見つけやすい
保育園に預けて働きたいなら、まずは派遣会社に登録してみることをおすすめします。
最近の派遣会社は、競って子育てママの支援事業に力を入れはじめているのをご存じですか?
実は、厚生労働省が率先して「子どもを産んで育てられる事に喜びを感じられる社会作り」に力を入れはじめています。
子育てしながらでも働ける職場環境作りのために、労働基準法が見直されたり、事業主が子育てママを雇用しやすいように助成金を通じて支援する制度が設けられたり、さまざまな施策を打ち出しています。
国が子育て支援に力を入れたお陰で、企業の方も仕事と家庭を両立しやすい職場環境づくりを推進することを大企業から少しずつ積極的に受け入れ始めたのです。
仕事との両立が難しいという理由には
両立が難しかった具体的な理由
① 勤務時間があいそうもなかった 65.4%
② 職場に両立を支援する雰囲気がなかった 49.5%
③ 自分の体力がもたなそうだった 45.7%
④ 育児休業を取れそうもなかった 25.0%
というようなデータが発表されていますが、勤務時間や会社の空気感はすごく大切です。
ですが、派遣会社には、求人誌やハローワークにはない、ママ向けの求人情報がたくさんあります。
派遣登録をしておけば、担当者があなたのスキルや希望条件に合った仕事を探して紹介してくれるので、何度もハローワークに通わなくちゃいけない、その度に子どもをみてもらえるところを探さなくちゃいけないということもないので、簡単に仕事を見つけることができるのです。
しかも、パートよりも圧倒的に時給が高いので、保育園の費用を賄っても十分に貯金ができます。
だから、子育てママの仕事探しは、パートより、ハローワークより、派遣会社がおすすめなのです。
働きやすい環境を提供してくれる、ママ向けのおすすめの派遣の仕事は?
小さい子どもがいるママにおすすめの仕事は『大手企業の事務職』です。
派遣の事務であれば、募集も多く、採用されやすいというメリットもありますし、企業は応募者の希望条件を納得した上で採用するので、後から残業を強いられたり、働きにくくされることもありません。
また、大企業になるほど、採用する人数も多いので、同じ派遣会社や他社から派遣されたママさんも複数いる場合も多いので、心強いですし、小さいお子さんがいるママには働きやすい環境といえます。
ママ向けの派遣の仕事おすすめ5つ
一般事務
デスクワークの社会人経験さえあれば、未経験でもOKのケースが一番多い職種です。
時給はそんなにたかくありませんが、初歩的なレベルでOA機器が使えれば大丈夫です。
OA事務
WORD、EXCEL、PowerPoint、ACCESSを使いこす必要がありますが、そこは、派遣会社の独自システムの訓練に意欲的に取り組んで、スキルを身につければ解決です。未経験での募集も多いのが特徴です。
学校事務
残業無しの週5の場合が多いですが、勤務日数や勤務時間は応相談の場合もあります。
大学によっては保育園が併設されている場合もあります。
基幹病院(総合病院や大学病院)の医療事務
医療事務の資格さえ取得していれば、実務経験をさほど重視しない病院もあります。
さらに、基幹病院の場合、病院の近くに保育園が併設されている場合も多く、子供が急病でも、職場をちょっと抜け出して、職場である病院で診察してもらえます。
保険・損保事務
OA機器を使ったデスクワーク経験者で、「損保保険募集人」や「保険取扱者」の資格を求められますが、会社に入ってから「損保保険募集人」の取得の講習を受けさせてくれる企業もあるので、そこまで心配する必要はありません。
過去の職務経験を活かせる職種を視野に入れよう
また、上記におすすめした職種以外にも、以前に働いていた仕事の経験が活きる仕事を探すというのも、早く仕事に馴染みやすく復帰もしやすいので、過去の職務経験のある求人情報は要チェックです。
結婚や出産を期に会社を辞めて、仕事のブランクが数年あるけど、在職中は高いスキルを持って仕事をしていたり、資格を武器に働いていた方もたくさんいます。
ですが、「出産しても子育てしながら仕事を続けたい」と思っていても、ブランクがあることに不安を持ち、自分から復帰を諦めている人がとても多く、凄くもったいないなと感じます。
多少の意欲と勇気さえあれば、基礎がしっかりしているので、少し勉強して現場でチャレンジすることで、その不安は消えます。
案ずるより産むが易しです。
派遣会社の担当者は、やる気のある人には、勤務時間の調整や、育児と両立できそうな企業の紹介、育児と仕事の2足の草鞋を履いても体力が続く仕事を紹介してくれるので、バックアップの体制は万全なので、まずは派遣登録して相談してみましょう。
『育児や家庭と仕事の両立の支援』に力を入れている派遣会社は?
おすすめは大手派遣会社の下記3社。
派遣会社も大手の方が大企業の求人が多く、ママが働きやすい環境を提供してくれやすいといえます。
各々独自の方法で、育児中の母親がワーキングマザーになるためのプロジェクト事業に力を入れています。
テンプスタッフの育児と仕事の両立支援
「子育ても、家族も、自分らしさも」をモットーに、子育て中のママ専門の事業部の取り組みを行っています。
テンプスタッフの取り組み
・カウンセリング重視で働きやすい職場環境・仕事を提案してくれる
働きたい意欲のある子育てママの最も働きやすい仕事を探すために、働くに当たっての最重要条件とライフスタイルを詳細に把握する。
・キャリアカウンセラーがあらゆる不安を解消
・ワーキングママ・トレーニー制度
首都圏にお住いのブランクママを対象に復職支援を行っている
・フレキシブル・キャリア制度
高いスキルや技能持っていて、働く意欲のあるママのために、ライフスタイルに柔軟に対応可能なハイスキル派遣部門。
・専業主婦の期間が長い子育てママのブランク対策
スキルアップのためのe-ラーニング(無料)、その他OA講座、簿記講座、資格講座も随時開催。
スタッフサービスの育児と仕事の両立支援
主婦・働くママ応援の求人を『15000件以上』も掲載。
スタッフサービスの取り組み
・子育てママの働きやすい仕事探しのために、希望条件条件おライフスタイルをしっかりと把握する。
・特別なスキルが無く、職務経験の少ないママのための求人探し
・求人の資格要件に該当するためのスキルアップ対策(ハローワークの短期講座等の紹介)
・派遣先で急に子供の保育園のお迎えが生じた時、派遣先の担当者に相談すれば、派遣先へのサポートをしてくれる。
ハローワークの『マザーズコーナー』も活用しよう
ハローワークにも、最近厚生労働省の肝いりで「マザーズコーナー」という働くママを支援するための特別な求人コーナーができました。
子育てと両立しやすい仕事の紹介や、再就職に役立つセミナーを開催しているなど、子供連れで行ってもゆっくりとお仕事の相談に乗ってもらえる環境が整っています。
参考:「子育ての仕事探しはマザーズで(PDF)」
リクルートスタッフィングの育児と仕事の両立支援
リクルートスタッフィングでは、『actionプロジェクト(働く育児応援プロジェクト)』という独自の取り組みを行っています。
リクルートスタッフィングの取り組み
・仕事と育児の両立のヒントを学べるセミナー(託児所付)
働きたい母親への仕事と育児の両立をどうすればいいのか?不安を払拭してくれます。
・e-ランニング(無料)
パソコンさえあれば、自宅で隙間時間に自由に受講できるパソコンのスキルアップ講座です。
・リクルート健保の健康診断や歯科検診が無料で受診できる
・ベビーシッター割引券(子育て中のママ向けの独自の福利厚生)
・サポート体制も充実!担当者が職場を定期訪問と電話相談で完全バックアップ。
子育て中のママは仕事に対して不安がいっぱい!そんな時こそ派遣会社へ
イクメンなど、男性の育児参加が叫ばれている昨今ですが、乳幼児の場合、女性にしかできないことも多く、どうしてもママが仕事を諦めざるを得ません。
ですが、不景気の最中、パパだけの収入では家計が苦しい状況でもあります。
そんな最中、国が「働く女性の育児と仕事の両立」のための支援に力を入れ始め、国の施策にいち早く目を付けた派遣会社は、さまざまな就業体系の希望を持つ、子育てしながら働きたい母親のスキル、職務経験、人柄を十分に把握し、ネットを活用して人材を募り始めました。
企業側にも派遣会社の営業部門が、働くママの派遣社員斡旋に力を入れ動きました。
企業側も、派遣社員はパート社員より経費がかかります。
ですが、派遣会社が企業の希望とマッチングする人材を、責任を持って紹介してくれるのですから、時間も手間も省けて非常に便利だということに気付き、大手企業がこぞって派遣社員の採用に力を入れています。
育児をしながら働く女性達にとっても、派遣会社のバックアップ体制や福利厚生には安心感があります。
実家が遠く離れていて、核家族化している現代社会、非正規雇用が溢れる現代社会だからこそ、1人目、2人目の子育て中のママが働きやすい仕事を探すには、派遣会社で探すのが良いのかもしれませんね。