派遣社員への職場いじめがかなりえぐい。パワハラ、モラハラ、嫌がらせの実態と対処法

派遣社員への職場いじめと聞いても「私の働いている会社ではそんなことないよ」と、いまいちピンと来ない人が大半でしょう。

しかし、派遣で働く方の中には「会社内でのいじめやパワハラにものすごく悩んでいる」という方も少なからずおり、当サイトにもその声がいくつか届いてきました。

「高圧的な態度を取られて辞職を迫られた」
「いじめに耐え切れず、契約満了を待たずして辞める運びとなった」
「ロッカーに落書きされたり、私物を捨てられた」

ドラマの中だけでしか見たことのないようなえぐいいじめが、実際に派遣社員の身に起きているところもあるのです。

この記事では、派遣先でのパワハラ、モラハラ、嫌がらせなどの職場いじめの実態(体験談)を紹介しつつ、嫌がらせを受けた際の対処について紹介しているので、今渦中の中で悩んでいるのであればぜひ目を通してみてください。

【派遣への職場いじめ】パワハラ、モラハラ、嫌がらせの実態

ロッカーに落書きをしたり、制服をゴミ箱に捨てられました
派遣社員として食品会社で一般事務をしていました。私はその時20代後半でお局は30代後半だったと記憶しています。いつものように仕事場へ行くと私のロッカーに落書きがありました。『ブス』『消えろ』と書かれており、私は血の気が引きました。

着替えて自分の席へ行くと、私の座る椅子にたくさんの画鋲が置かれていました。座る前に気がついたから良かったものの、そのまま座っていたら大変でした。

また別の日には、ロッカーから制服が消えていて、驚いて上司の元へ相談に行こうとしたら、ごみ箱に無残に捨てられた私の制服があったのです。しかも制服の所々にハサミのようなもので切られていました。。

それ以外にも、わざとぶつかられたり、他部署の方に「あの派遣は男たらしだ」とか根も葉もない私の噂を流したりされました。精神的に我慢の限界がきた私は、派遣会社に全てを話し退職しました。ドラマでしか見たことのないようないじめが本当にあるんだと実感しました。

30代後半女性/奈良県

上司に何度も「辞めてほしい」「辞職を考えるように」と言われた
派遣社員として働いていた頃、直属の上司に「辞職を考えるように」という内容をよく言われた時期がありました。私はその会社で1年継続して働いており、派遣就業中に外部の男性と結婚をしたのですが、その頃から「来年度からどうするの?」「子供はつくるの?」と、よく聞かれるようになりました。

「もし妊娠を考えているなら1年の途中で止められては困るから、子供ができる前に辞めてもらえたら有り難い」とまで言われたんですが、これって明らかなパワハラですよね。周りの人に聞かれない2人だけで仕事をしている時に何度もそのような話をされました。

自分と直属の上司2人態勢で仕事をすることが多かったので、上司的には長く続けられるパートナーを求めていたのだと思いますが、結婚したばかりですが仕事を続けたい気持ちがあったので残念でした。

結局私は迷惑をかけたくないので、会社の社長と面談し、来年度の仕事継続をお断りして退職しました。今思い出しても何だかすっきりしない退職だったので、ずっと心に引っかかっています。

30代前半女性/愛知県

仕事の引き継ぎをしてくれない&社員の前で私の仕事ぶりを非難された
勤務先が倒産してしまったため、次の仕事を急いで見つけるべく派遣会社に登録しました。40歳という年齢でしたので、職種を選んでいる場合ではない状況でしたので、働けそうなお仕事があればどこでも働かせてもらうつもりでやる気満々でした。

紹介していただいたのは大企業のオフィスワークで、私の部署には100人ぐらいの人がいました。私はWEBデザイナーとして働いてきたので、事務経験はなかったので不安でしたが、派遣の担当の人が「丁寧に仕事を教えてくれる企業だから大丈夫」と勧めてくれて、その企業に派遣されることになりました。

私が派遣された部署は、もうすぐ結婚で退職する女性の仕事を引き継ぐ形で入ったのですが、その女性からいじめられてしまいました。

「私も本当に辞めるかどうか分からないし、そうなったらあなたが仕事覚えてもムダになるでしょ」と言われ、私が仕事について質問したり、教えてもらえるようにお願いしても何も教えてくれないのです。仕事の引き継ぎを全くしてくれないのです。

なのに、他の社員が私に気にかけて「仕事には慣れましたか?」と声をかけてくれたりすると、その女性が割って入ってきて、「40過ぎたらさすがに覚えも悪いですよね」と冗談っぽく取れるように言うのです。

更には「私は入社してすぐにそのくらいのことできましたよ」「前の職場ではそれでOKだったかもしれないけど、ここはレベルが違う」などの嫌味を大きな声でまくし立てられるのです。

周りの男性社員からは「あの人は気が強いけど、悪い人じゃないからね」と慰められましたが、女性社員は見て見ぬふり。結局、派遣担当者に相談して、契約満了を待たずに辞めさせてもらいました。

40代前半女性/広島県

身内の不幸で休んだ時の上司の態度が酷い
派遣会社から「月に3日以上休まないで欲しい」「残業は頼まれたら断らないで欲しい」と言われており、普段から遅刻も早退もせず、仕事には真面目に取り組んでいました。体調が優れなくても残業を断ったことはありません。

しかし、親が急に倒れてしまい緊急手術が必要になった時に派遣会社に連絡すると、「直接会社の上司に連絡して欲しい」と言われ、上司に連絡し、「二日ほど休みたい」と伝えると「一日でいいよね?」と言われました。

不幸は重なるもので、親の手術中に今度は祖母の危篤が知らされて「もう一日休みたい」と事情を説明すると、その上司は「で、もう死んだの?」とか「代わりの派遣入れちゃったからもういいよ」などと言われました。

あまりのショックで、派遣会社にも連絡しましたが取り合ってもらえず、派遣先を変えられました。

40代後半女性/宮城県

正社員から派遣社員への嫌がらせや差別的発言は珍しいことではない

いじめとまでは発展していなくても、派遣社員への嫌がらせや差別的な発言はそこまで珍しい事ではなく、嫌な思いをしている人は少なからずいるのが現状です。

実際、社内における立場は『正社員>派遣社員』という、絶対的な構図がどの企業でもあるので、派遣社員は正社員から蔑んで見られる傾向にあり、「外部の人」として一線を引かれてしまい、嫌がらせを受けやすい立場にあります。

  • 皆の前で嫌味を言われた
  • 上司から暴力を振るわれた
  • ドラマの世界の様にハサミで制服を切られた

と、数は少ないですが、想像を超えるような出来事も起こっているのが現実です。

味方でいてくれるはずの派遣先の上司や指導役である立場の人から嫌がらせを受けるケースも多いです。

その他にも、会社の体質やコンプライアンスの問題から生じる嫌がらせもあり、良くも悪くもその企業の役員や上席の影響力は大きいです。

また、「子どもを作るの?」というような本人が不快に感じる事は立派なパワハラ、セクハラにあたるので、少しでも嫌な思いをしたなら、身近な誰かに相談することが大切です。

派遣先で職場いじめに遭った場合の対処法や解決策

① 何を言われてもやられても過剰に反応しない

「大きな声で怒鳴ったら、あいつ体がビクッてなって超ウケるんだけどw」

というように、いじめる側はあなたの反応を面白がってる可能性があります。

つまり、あなたが過剰な反応をするほど相手はエスカレートする恐れがあるのです。胸糞悪いですが、これがいじめる側の心理です。

なので「オフィスフロアで泣いてしまった」「過呼吸などのパニックを起こす」という行動は、相手の思う壺なので、全く気にしないというのは難しいですが反応しすぎない様にしてください。

② 1人で悩まず派遣会社の担当者に即相談しよう

一人で思い悩むのは絶対にダメ!過度なストレス状態が続けば、心的ストレスで再就職も難しくなってしまう恐れがあります。

再就職しようとしても、『当時のいじめられた時に浴びせられた言葉や暴力がフラッシュバックして中々再就職に踏み切れない』という人も非常に多いです。

このような状態に陥るのはブラック企業で働いた経験がある人に多く、真面目な人ほど我慢してしまう傾向にあるので、まずは溜め込まないことが自分自身を守る・救うことになります。

どんな小さなことでも構いません。

派遣社員がいじめやパワハラ被害に遭ったと感じた場合は、『派遣先の上司ではなく派遣会社の担当者に即日電話、もしくは面談で相談』しましょう。

 

雇用元である派遣会社に相談すれば、あなたの代わりに派遣先の企業に意見してくれるので、社員との不毛な対立をしなくて済みます。

また、派遣会社によっては第三者機関にホットラインの運営を委託しているところもあるので、どうしても顔馴染みの担当者に相談しにくい場合は、第三者機関のホットラインを利用して、どうすればいいのかを相談する事をおすすめします。

ホットラインに電話すれば、直接の解決には結びつかなくても、何かしら解決方法の提案をしてもらうことができます。


 icon-chevron-circle-down ホットライン・相談室を設けている派遣会社

・テンプスタッフ相談室

セクハラ、パワハラなど仕事上でのお悩み

ご相談・お問い合わせ先

0120-102-898(平日/10:00~19:00)

・パソナ相談室(キャッチ・ザ・ハート)

仕事上のお悩み(セクハラ、マタハラ、公益通報など)

ご相談・お問い合わせ先

0120-001-740


また、各都道府県に相談窓口を設置し、職場でのパワハラやセクハラ相談を受け付けているので、公共の相談機関を利用して悩みを聞いてもらうのも良いでしょう。

関連リンク職場のパワーハラスメントに関連する相談機関一覧

③ 契約期間内でも『辞める』という選択肢があることを認識する

いじめや嫌がらせに耐えられないなら『辞める』という最終手段もあります。

「契約期間があるから、それまでは辞められない」と我慢して働いている派遣スタッフもいますが、辞めるという手段ももちろんあります。

ただし、契約期間内に辞める行為は派遣会社からも嫌がられるので、あくまで解決方法の最終手段としてご認識ください。

もしも、契約期間を残しての退職となると「〇〇が△△にしてもらえるように派遣先に直訴するので、あと1か月頑張ってみましょう」というように、100%引き止められます。

派遣会社側もあなたの気持ちは汲んでくれますが、契約期間内に辞められると人員補てんもしなくてはならないなど別の仕事も増えるので、できるだけ続けてほしいのが本音です。

しかし、今の状態が続いて辛い思いをするのであれば、無理してまで働く必要はありません。

潰されてからでは遅いので、あなたの心と体は自分自身で守りましょう。

派遣先を変えてもらうのもトラブル解決の手段

派遣先で嫌な目に合った場合は、担当者に辞めたい理由を伝えて、別の派遣先を新たに紹介してもらうこともおすすめです。

いじめやパワハラが原因で派遣先を辞めざるを得ない状況に追い込まれたのであれば、次の職場ではそうならないように、過去にトラブルの例がない就業先など、手厚く次の就業をサポートしてくれます。

真面目で神経質な人ほど(特に男性は要注意)負のサイクルに陥りやすいので、パワハラやモラハラなど、不条理なことばかり押し付けられたり、言われたりするのであれば、その派遣先は退職し、別の職場を探すようにしてください。

1番やっちゃいけないのは、派遣会社との関係悪化を気にして、今の状態を我慢してしまうことです。

なにくそ根性の精神でやり切るのも大切だとは思いますが、派遣先と建設的な関係を築けないのなら、無理してまで続ける必要は一切ないのです。

いじめや嫌がらせを我慢して働き続け、鬱病になったり精神的に病んでしまっては元も子もありません。

万が一いじめに遭ってしまった場合は、冷静な対応を心掛け、問題解決に臨みましょう。