

なんとなく仕事に行きたくなかったり、出勤日にライブなどのイベントが重なったりしてしまって、「今日は仕事を休みたい…」と思ったことがある派遣社員の方は、決して少なくないと思います。
派遣社員として働く人達も、仕事をずる休みしてみたいと思ったことは一度や二度ではないのではないでしょうか。
ちなみに、実際に「会社や学校をズル休みしたことありますか?」という質問に対して、61.5%もの人が「YES」と答え、様々な理由からズル休みを経験したことがあるというデータも出ています。
参考外部リンク:日本全国サラリーマン実態調査
ホント、たまには休みたいですよね。
そこでこの記事では、派遣の仕事をお休みするのに使える理由・言い訳や注意点について紹介していきます。
近いうちに「どうにかしてでも仕事を休もう」と企んでいる派遣社員の方は、この記事を参考に対策を考えて下さい。
目次
週のはじめに決まって体調不良で休む派遣スタッフさん、昨日飲み会だったって知ってるのバラしちゃおうかな♪
— 前田心 (@matyankode) September 28, 2019
派遣の休む理由が段々エスカレートしてる件。
腰痛→頭痛→胃腸炎→中耳炎
→アパートの階段から転落
→通勤途上で当て逃げされる
→不整脈
→茶碗が足に落ちて
爪が割れたため病院に行く←New!!こうなってくると、
次はどんな理由で休むのか楽しみだわww— 萩原 司 (@hagiwaratsukasa) June 26, 2019
最初に少しだけ忠告しておきます。
ズル休みをするためには、何かしらの理由が必要です。
しかし、明らかに嘘だとわかるような理由や、何度も似たような理由で休んだりすると、他のスタッフや上司の方にはすぐにズル休みを疑われてしまうでしょう。
ちなみにイギリスで行われた調査では「体調が悪いので休む」と言われた場合でも6割の上司はその言葉を信じず、その上3割はSNSをチェックして本当に体調が悪いのかを確認するというデータが出ています。
参考外部リンク:「体調が悪いので休む」、6割の上司は信じない 3割はSNS更新をチェックしていた
この記事の中では、専門家の方がこのようにも言っています。
「『あいつサボりだな』って思っても思われても、お互い不快じゃないですか。だからできるだけ本当らしく、サボリだと見えないようにする。それがマナーだと思います。あとは絶対、電話で連絡するのがルールですよ。メールで済ます人もいるけど」
ズル休みだと、疑う方も疑われる方も、お互いあまりいい気分にはなりません。
また、場合によっては、その後の仕事上で必要となるコミュニケーションにも影響してきます。
休んでしまった場合でも、次の日からもできるだけ今まで通りの関係のまま仕事ができるようにするためにも、雑な言い訳を使ったり、使いまわしたりするのはやめておきましょう。
仕事当日になって派遣の仕事を休みたくなってしまった場合に、使いやすい理由は以下の2つです。
使える理由※当日ver
体調不良や、とくに家族などの親しい人たちの場合は追及もされにくく、いきなりの欠勤であっても「仕方ない」と思ってもらえる可能性は大きいです。
ただし、嘘のバレやすさや長期的に休まなければならなくなってしまう点から、理由にするべきではない言い訳もいくつかあります。
インフルエンザやノロウイルスなど、重大な感染症
インフルエンザやノロウイルスなどの感染症は、一日で回復するような病気ではないこと。
また、数日の出勤停止期間が発生することから、一度理由に使ってしまうと数日間休まなければならなくなってしまいます。
加えて、とくにインフルエンザの場合は、職場から診断書の提出を求められることもあるため、嘘がバレやすいです。
通勤中や出勤前日の怪我
「出勤中に怪我をしてしまって……」という理由は、一見受け入れられやすそうな理由に感じます。
ですが、次の出勤日になって怪我の痕跡がなかったら怪しまれてしまいます。
また、出勤中の怪我は労災が適用される場合があるため、書類の提出を求められる可能性もあります。
インフルエンザなどと同様、バレやすい言い訳の一つでしょう。
家族の危篤(亡くなったと言う場合)
「家族が病気になった」といった理由であれば、数度使ってもバレにくいかもしれません。
ですが、家族が亡くなったという理由は、場合によっては会社側に嘘がバレてしまう恐れがあります。
また、そもそも亡くなったという言い訳は何度も使えるものではないため、最初から使わないのが賢明でしょう。
前日のうちに休みを伝える場合に、使えるのは以下のような理由です。
使える理由※前日ver
当日休む場合と同じように、身内や周囲の人達の不幸などの理由は頻繁には使えません。
いざという時だけ使うようにしましょう。
使える理由※事前連絡ver
何日か前に休みを入れる場合は、当然ながら病気や怪我などの理由は使えません。
1週間以上前から休みたい日が決まっている場合は、結婚式や法事などの行事ごとや、家の大規模な修繕などがあることを理由に、休みたい旨を伝えるようにしましょう。
また、子供がいる家庭の場合であれば、学校行事も理由にできます。
自宅の修繕を理由にする場合には、詳しく話を聞かれた時にも答えられるように費用や作業時間などを下調べしておきましょう。
新しい職場に派遣されたばかりの頃は、仕事を休みたくなる気持ちになることもあると思います。
などの理由から、気が滅入ってしまうこともあるのではないでしょうか。
そういった場合にお休みを取ることによって、翌日から気持ちをリセットできるのであれば、入ったばかりでも休むのは悪いことではないと思います。
むしろ、無理して出勤し続けてストレスを溜め込んでしまい、出勤できなくなってしまうよりは、よほど自分にとってはプラスに働くでしょう。
仕事を休んでしまった日には、気持ちをリフレッシュさせたり、自分の悩みを整理してみたり、できる範囲でのスキルアップを試みたりして、翌日からの仕事に少しでも前向きに取り組めるような行動を心がけてみましょう。
なお、有給休暇を使う場合は、休む理由を伝える必要はありません。
有給休暇の取得と自由な利用は、法律で保証されている労働者の権利であり、派遣社員もその権利の対象です。
どんな理由であれ、それによって有給休暇の消化を拒否されることはありません。
有給休暇の日数が残っているのであれば、ズル休みをせずに有給休暇を消化するのも一つの手です。
有給休暇は基本的には事前の申請が必要となっています。
しかし、病気などで当日欠勤する場合、企業によっては温情措置として当日の有給休暇を許可してくれることもあります。
ただし、あくまで会社の温情措置での許可であり、許可が降りなくても法律違反とはならないことは理解しておきましょう。
派遣社員が仕事を休む時は、「派遣元」「派遣先」の両方に連絡が必要です。
順番としては、先に「派遣先企業」に連絡をしましょう。
始業時間より少し早い時間(始業時間の15~10分前頃がベスト)に派遣先に連絡をした後、派遣元である派遣会社に連絡を入れます。
派遣社員が休んだ場合に、直近で影響が発生するのは派遣元ではなく派遣先です。
速やかに派遣先へ連絡し、その後に派遣元にも連絡をしておくのが最低限のマナーと言えるでしょう。
ズル休みの場合、欠勤の連絡をメールで済ませたくなってしまう気持ちもわかります。
ですが、休みの連絡は基本的には電話で行いましょう。
たださい、複数人にスタッフに作業の引き継ぎの連絡をしたいなどの場合に、引き継ぎ内容をメールで一斉送信するのはOKです。
しかし、休むこと自体を上司に連絡するときに、一方的な伝達になってしまわないよう、まずは電話で直接上司に伝えましょう。
派遣の仕事をサボったりズル休みをしたりする行為は、大抵の場合、上司にはバレているか、あるいは疑われています。
その上で、できる限りお互いが不快な気持ちにならないように気を遣うのが、職場での円滑なコミュニケーションを維持するための最低限のマナーです。
休む理由を考えたり、電話で直接連絡したりすることを、面倒に思う方もいるとは思います。
ですが、ズル休みという行為を行う以上、少なくとも配慮だけは欠かさないようにしましょう。
派遣の仕事をずる休みする場合の注意点として、絶対に気をつけた方がいいのは、Twitter、Instagram、FacebookなどのSNSを、休んでいる間は更新しないことです。
「上司が50代や60代の方だから見つからない」と思っていても、同年代のスタッフや知人経由で嘘がバレてしまう可能性だってあります。
いつ、誰に見られているかわからないので、仮病で休んだ場合にはとくにSNSには触らないようにしておきましょう。
また、SNSなどのオンライン上のコンテンツに限らず、社内では仲の良い同僚であっても、ズル休みをしたことはなるべく言わないようにしておきましょう。
社内で仲の良い信頼できる人だからと、軽率にサボったことを言ってしまったら、いつかその人が(故意でないとしても)上司や別の人に話してしまう恐れもあります。
また、信頼している友人があなたに対して抱く印象が変わらないとも言い切れません。
社内で仲が良く、表立って文句を言わないとは言え、どこかであなたが休んだことによる影響をその人は少なからず受けている人がいることを忘れないようにしましょう。
派遣社員が正当な理由なく休む場合、「自分・親しい人の体調不良」や、「結婚式・法事などの行事」を理由に挙げるのが無難であると言えます。
ただし、どのような理由であれ、ズル休みが「ズル」であることには変わりません。
ズル休みの理由には様々あると思いますが、サボっていることは上司にはバレているというのを前提に、ある程度理にかなった理由を速やかに伝えましょう。
翌日以降の出勤が、休む以前よりも苦痛にならないようにするためにも、最低限のマナーは守るようにしましょう。
派遣社員がお休みをいただく際には、「お休みをいただけますか?」「お休みを頂いてもよろしいでしょうか?」といった風に、疑問形で伺うようにすると、相手への印象が良くなります。
女性で、かつ派遣先の職場の理解があるようであれば、「生理痛がひどいため」というのも理由になるでしょう。
また、体調不良のほかにも、「財布を失くした」「トイレが故障した」といった生活に関わる重要なトラブルも会社を休む理由になります。