小学生のママにおすすめの仕事と働き方。正社員?派遣?パート?どれがいい?
お子さんが小学生に上がると、手が離れてくるのと同時に、教育費がより一層かかるようになってくるので、家計のために外に働きに出るママが急増します。
しかし、これまでずっと専業主婦をしてきた人や、短い時間のパートとして働いていた人にとって、正社員としてフルタイムで働く方が良いのか、派遣で働く方が良いのかは迷いどころ。
確かに正社員で働くのも、派遣で働くのも、両者にメリット・デメリットがあります。
小学生のママの仕事は、どのような働き方が最適なのでしょうか?
正社員、派遣社員、パートを、メリット・デメリットを比較しながら、最適な働き方や仕事を紹介させていただきます。
目次
「小1の壁」って知ってますか?
小学生の子どもを持つママに、おすすめの仕事や働き方を紹介する前に知っておいてほしいのが『小1の壁』というワードです。
小1の壁とは、お子さんが小学校に上がる時期に、仕事を続けるのが困難になり、退職する母親が多数いることから、つくられた言葉になります。
この記事を読まれている人は、今小学生のお子さんがいて既に働かれている方、これから働こうと思っている方など、色々な事情を持つ主婦の方が多いと思います。
ですが、保育園や幼稚園と小学生では色々なことが変わってくるので、今までと同じようにというように仕事するというのは中々難しいのではないでしょうか。
保育園や幼稚園の時は、送り迎えの時間にもある程度の幅があったり、早朝保育や延長保育を利用することもできましたが、小学生に上がるとそうはいかなくなります。
日中の保護者がいない子どもの受け口が「学童保育」になりますが、運営時間が短いところもあるので、保育園や幼稚園と同じようにという訳にはいかないのです。
正社員として働くとなると、子どもが小学生だと時短勤務制度を利用できなくなる企業がほとんどなので、この「小1の壁」をどう乗り越えるかが、小学生の子どもを持つママが働く時の鍵になります。
それを踏まえた上で、小学校1年生から6年生までの子どもを持つ母親が、正社員、派遣社員、パートとして働くメリット・デメリットを比較します。
小学生の子どもを持つワーキングマザーが「正社員」で働く
メリット
- 給与水準が良い
- 交通費支給はもちろん、賞与がある
- 継続的な雇用がある(雇用の安定)
- 会社によっては、子ども一人につき支援金が加算されることもある
- どんどんキャリアアップができる
デメリット
- 長時間拘束される
- 残業が発生する
- 急な休みがとりにくい
ポイント
正社員として働くことができれば、雇用は安定しているので給与面では一番安心です。
子育てをしながらでも、自分のキャリアアップも図れます。
ですが、一社員としての活躍が期待されるので、平日子どもの授業参観に出席したり、夕食をゆっくり作ったり、宿題を見てあげたりといった時間の余裕はなくなります。
小学生の子どもを持つワーキングマザーが「派遣」で働く
メリット
- アルバイト・パートと比べて時給が高い
- 雇用契約で、勤務地・勤務時間・日にちが決められている
- 残業が少ないので、決まった時間に帰れる
- 派遣会社が就職を支援してくれる
- 自分のスキルを活かして働くことができる
デメリット
- 雇用が不安定
- 交通費や賞与の支給がない
- 時給が上がることはあっても、昇格昇進はない
ポイント
自宅から近い勤務先を希望すれば、通勤時間を少なくすることもできますし、働く時間や日数も雇用契約で決められるので、ライフスタイルに合わせた働き方ができます。
久しぶりに社会復帰をする人でも、派遣会社のサポートを受けることができるので安心です。
派遣は雇用が不安定だと言われますが、一つの派遣契約が契約しても、派遣会社に登録しておけば、すぐに次の派遣先を紹介してもらうことができます。
ブランクを空けずに働くことも難しくはないのです。
小学生の子どもを持つワーキングマザーが「パート」で働く
メリット
- 短時間の勤務が可能
- 自宅から近い勤務先を自分で選択できる
- 交通費が支給されるところもある
デメリット
- 時給が低い
- 賞与なし
- 昇進昇格がない
- シフト勤務だと土日や夜間に勤務しなくてはならないこともある
ポイント
パートは直接雇用になるので、働く時間や曜日の契約はありません。
面接の時に希望は伝えてあっても、いざ働き始めてみると、週末や夜間のシフトに入ってもらうように依頼される可能性もあります。
給与面に関しては、時給900円程度の短時間のパート勤務では、給料も物足りないのが正直なところ。。
小学生のママにおすすめの仕事・職種
6歳から12歳くらいまでの小学生の子どもを持つ母親のお仕事選びで重要なのは、
『子どもが急に熱を出してしまった時などの、急な休みの時の柔軟な対応が可能で、シフトがハードではない仕事を選択する』
ことです。
女性の就業率が高い仕事が、小学生のママには向いている仕事になります。
下記で紹介しているのは、『実際に女性の就業割合が高い職種』を厳選して紹介しているので、参考にして下さい。
一般事務・営業事務などの『事務職』
特徴
- 事務や受付などのオフィスワークは求人数も多く人気
- 事務職の仕事は、派遣の需要が高く、女性割合が高い
- 未経験からの募集もアリ!Excel、WordなどPCスキルを身に付けられる
- 正社員の求人は地方によっては少ないが派遣なら求人数も多い
コールセンター
特徴
- 人数が沢山いるので、急な休みでも誰かにカバーしてもらいやすい
- 残業も少なく、時給1500円以上の高時給も望める
- 室内勤務なので、体力の消耗が少ない
- 派遣であれば大企業での採用も多くおすすめ
テレフォンオペレーターなどのコールセンターの仕事も女性人気の高い仕事です。
経験がないと少し不安かもしれませんが、大手であれば電話業務に関するマニュアルや研修が充実しているので安心です。
介護・福祉・看護
特徴
- 介護であれば無資格・未経験からでも就業が可能
- 女性比率は75%以上を占める業界なので子どものことに理解がある
- 介護派遣は高時給で稼ぎやすい
- 短期から長期派遣まで対応。紹介予定派遣の求人も多い
介護の資格・経験がある人だけでなく、介護業界は未経験者の採用に積極的です。
高齢化に伴い、求人の募集も多いですし、長期(派遣から正社員)で仕事を考える人にもおすすめです。
高齢者のお世話をしてみたい女性にピッタリの職業です。
工場内(倉庫内)軽作業
特徴
- 未経験OK、未経験者歓迎の求人が多い
- 週1~、1日3時間~など、短時間勤務にも対応可の求人が多い
- かんたんな作業がほとんどで、力を必要としない女性でも簡単にできる仕事が多い
軽作業の派遣の仕事は、スキルチェックなどの難しいテストもありませんし、採用もされやすいので、気軽に仕事を始めるにはピッタリです。
長期だけでなく、短期の募集も多いので、お子さんが休みになる時期は避けて仕事をすることも可能です。
デスクワークは性に合わないと思っているなら、軽作業の仕事を探してみましょう。
専業主婦の社会復帰のポイント
専業主婦だった人が、社会に出て働く始める時にはいくつか押さえておくべきポイントがあります。
少しずつ段階を踏む事が大切
子育て期間中ずっと専業主婦だった人が突然、毎日働きに出るようになると、精神的にも肉体的にもかなりの負担がかかります。
どんなに家事を一生懸命やっていた人であっても、一日中、外に出て働くとなると大きな変化になるのです。
知らず知らずのうちにストレスがかかって、体調を崩してしまっては元も子もありません。
専業主婦だった人は、いきなり正社員デビューするのではなく、派遣やパート等、小さなステップを登っていく事をおすすめします。
ストレスを抱えるのは、ママだけでなく子どもも一緒
また、仕事が始ってストレスがかかるのは、ママだけではなくお子さんも同じです。
お子さんが小学生になるのと同時に、ママも正社員で働くとなると、突然ライフスタイルが大きく変わってしまうので、自分だけでなくお子さんも同じように大変な思いをします。
これまでのように母親との時間が取れなくなると、小学生のお子様は寂しさを感じるようになります。
お子さんの小さな変化にも気が付いてあげられる余裕も必要です。
頼りになる人が近くにいるかどうかをチェック
そして、仕事に復帰するようになると、周りの協力も必要になります。
両親や親戚など、近くに頼れる人がいれば事前に仕事を始める旨を伝えておいて、何かあれば協力してもらえるよう話しておくと、トラブルにあった時に慌てないで済みます。
学童保育について事前に調べておいたり、親に協力をお願いしておくことをおすすめします。
小学生ママには派遣がおすすめ
子ども・家庭・お金のこと、全てを加味して気持ちよく過ごしたいなら「派遣」が最適です。
派遣であれば、勤務地や勤務時間など、自分に合った働き方を選べますし、一般事務の時給でも1200円とか1500円とかザラなので、決まった時間の中で高時給で働きたいなら派遣で仕事を探すのが1番です。
また、就業に関しても派遣会社のサポートを受けられるので、正社員の就職活動のように不採用通知ばかりで心が折れてしまうこともありません。
「どのように働こうか?」「どんな仕事をしようか?」と考えているなら、まずはいくつかの派遣会社に登録してみましょう。
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