派遣社員の健康診断の疑問。よくある質問まとめ【完全版】

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30歳を超えてくると、段々と体にガタがきますし、ガンなどの成人病も気になってくるので、健康診断を受けたいと思う人も非常に多いです。

派遣社員も健康診断を受けられるのか?受けられないのか?
受診できるなら費用負担はどのようになっているのか?
健康診断受診までの流れは…?

など、疑問も多くある事でしょう。

そこで、派遣社員の健康診断に関する疑問や質問にまとめてお答えします!

派遣社員の健康診断に関する疑問・質問まとめQ&A

Q 派遣社員も健康診断は受けられる?受けられない?

もちろん、派遣スタッフも健康診断を受診することが可能です。

正社員の場合は福利厚生で健康診断が受けられるのを存知の方も多いですが、人材派遣も同様に、事業主が労働者を雇い入れた時点で定期的に健康診断を受けさせる法的義務があります。

ただ、派遣会社によっては就労時間や契約期間などに一定の条件を決めていることもあります。

例えば、「週30時間以上就業した場合」や「1年以上継続して勤務した場合」等です。

自分が該当するかどうかは、きちんと登録している派遣会社に確認しておく必要があります。

 

Q 健康診断の費用負担は?

A 労働安全衛生法には、健康診断の費用について「当然、事業者が負担すべき」と記載されています。

労働者に健康診断を受けさせる義務を負っているのは、事業主(派遣会社)なので、それにかかる費用も負担するのが当然だという事です。

しかし、この健康診断の費用負担については、会社負担が義務付けられているという明確な表記がない為、自己負担、もしくは一部補助で健康診断を受けている人が多いのが現状です。

 

Q 派遣社員が健康診断を受ける流れは?

A 健康診断を受ける条件を満たしていれば、登録している人材派遣会社から健康診断のお知らせが自宅に届きます。

日にちや場所は、複数から選択するようになっているので、都合の良いところを自分で予約します。

注意点としましては、健康診断の案内が届いたら早めに予約しておかないと、自分の希望する場所や日にちでの受診ができなくなってしまう場合もあるので、ここは気を付けておいて下さい。

健康診断の結果は数週間で、郵送または派遣会社の担当者経由で手元に届きます。

 

Q 派遣社員の健康診断の受診項目には何がある?

A 身体計測、血圧、血液検査、尿検査、聴力、視力、胸部X線、が一般的な受診項目です。

受診する機関や年齢によって、受診項目が若干異なる場合もあります。

 

Q 健康診断のオプションとは?

A 上記で述べた通常の検査項目に加えて、乳がんや子宮けいがん等の検査をオプションになりますが合わせて受診する事が可能です。

オプション項目に関しての費用は全額自己負担となりますが、健康診断の時に一緒に受けられるので、気になるところがあるなら一緒に受診されておくと良いでしょう。

 

Q 派遣社員は健康診断を絶対に受けなくちゃいけないの?

厚生労働省の労働安全衛生法(健康診断)には以下のように記載があります。

○ 労働安全衛生法
(健康診断)
第六十六条 事業者は、労働者に対し、厚生労働省令で定めるところにより、
医師による健康診断を行なわなければならない。

2項~4項省略

5 労働者は、前各項の規定により事業者が行なう健康診断を受けなければな
らない。ただし、事業者の指定した医師又は 歯科医師が行なう健康診断を
受けることを希望しない場合において、他の医師又は歯科医師の行なうこれ
らの規定による健康診断に相当する健康診断を受け、その結果を証明する書
面を事業者に提出したときは、この限りでない。

労働安全衛生法に基づく健康診断の概要より

つまり、派遣会社には登録スタッフに健康診断を受けさせる義務があるので、拒否する人に対しては解雇なども場合によっては考えられます。

義務となっているので、忙しい、受けたくないとかを理由に断ることはできないのです。

 

Q 健康診断を受診している間の時給は発生するの?

A 法律では、健康診断の受診は労働者の健康を守る事に繋がり、それは会社の安定的運営に関わってくるとして、その時間の賃金を支払うことが望ましいとされています。

ただしこちらも、賃金の支払いをしなくてはならないと明確に定められている訳ではないので、健康診断を受ける時の時給はおそらくどの派遣会社でも発生しません。

 

Q 健康診断に行く時の電車やバスなどの交通費は派遣会社に負担してもらえるの?

A 歩いて行ける距離にある医療施設で健康診断を受診できれば、交通費はかかりませんが、こういった健康診断って、遠方の医療施設に出向かなければならない場合も多々あります。

電車やバスなどの公共交通機関を使用していく場合、交通費を派遣会社が負担してくれると有り難いのですが、健康診断を受けに行く為の交通費は、会社が負担しなければならないという法律もルールもありません。

派遣会社によっては交通費の負担をしてくれるところもありますが、稀です。

つまり、交通費に関しては自己負担が一般的になるので、通勤で使っている定期券で行ける医療施設を選択して受診するのが費用負担を抑える賢い方法です。

 

Q 派遣社員が健康診断を受ける頻度は?

A 多くの人材派遣会社は、年に2回の健康診断を実施しており、そのどちらか一回を受ける事が出来ます。

通常の定期健康診断は、正社員でも派遣社員でも年に1回の受診と定められています。

ですが、深夜の時間帯(22時以降)に継続して働いている従業員に対しては、半年に一回の健康診断が義務付けられている等、例外もいくつかあります。

 

Q 健康診断の受診条件の対象外の場合、健康診断は受けられないの?

A 派遣会社の条件を満たせしていなくても、派遣社員が健康診断を受ける方法は2つあります。

  1. 住んでいる自治体の区民健診を利用する
  2. 全国健康保険協会(協会けんぽ)で健康診断を受ける

健康体であってこそ働けるので、30歳を超えたら、年に1度は健康診断を受診することをおすすめします。

自治体の健康診断は、格安で健康診断を受けることができますし、全国健康保険協会(協会けんぽ)に加入している人はそちらも活用できます。

 

Q 「健康診断は実施してません。やりたければ実費でどうぞ」と言われたんだけど、こんなことあるの?

A 残念ながら、このような悪質な派遣会社も多数あるのが実情です。

本来であれば派遣会社は登録スタッフに健康診断を受けさせる義務がありますが、それを怠っているところも少なくありません。

悪い評判の人材派遣会社を見抜くのはそう簡単ではありませんが、大手人材優良派遣会社であれば労働基準監督署からの監査も厳しくチェックが入るので、派遣会社に登録するなら、必ず「大手」に登録するようにしましょう。

当サイトで紹介している人材派遣会社は「優良派遣事業者認定」されているところのみを厳選して紹介しているので、今の派遣会社に不満がある方や、これから登録しようと思っているなら、まずはおすすめしている派遣会社にいくつか登録してみてください。

人材派遣を行っている企業は無数にあるので、小規模で企業の利益のみを追求している悪質な派遣会社もあるので、ココは十分に気を付けなければなりません。

健診結果をもとに生活習慣を改善し、病気の予防を

「別にどこも悪くないし、何よりめんどくさい。。それに自分は健康だし。」

こんな人ほど、健康診断を定期的に受けて健康管理するべきです。

健診結果を受けることで、健康面への意識も高まりますし、体内の数値以上にいち早く気付くことができるので、病気の予防や生活習慣を見直すきっかけにもなります。

費用負担も自己負担はそれほど高いものではありませんので、派遣会社から案内があった際はしっかりと受けるようにしましょう。

病気の自覚症状が出るまで健康診断を受けない人が多いですが、病気になってからでは遅いのです。

日々の生活習慣を見直すためにも、健康診断を受ける価値があるのではないでしょうか。