正社員の中に派遣一人だけで馴染めない。疎外感を感じる時の解決方法
正社員の中にぽつんと自分一人だけが派遣社員という状況だと、周囲に馴染めなかったり、疎外感を感じる時もありますよね。
わたしも、今までに何度か派遣先の会社で周囲と馴染めず、居心地が悪い思いをしたことがあります。
派遣歴が長くなるほど、このような会社に当たる確率は高くなります。
実際のところ、会社の雰囲気なんていうものは、入ってみなければ分かりません。
ですが、もしも運悪く雰囲気悪い会社に派遣されてしまった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか?
この記事では、あまり職場に馴染めていない派遣社員の方に、疎外感への対処法&解決方法について紹介しています。
何か1つでも使えそうなところがあれば、ぜひチャレンジしてみて下さい。
目次
「正社員の中に派遣はわたし一人だけ」孤立している
仲良しグループの正社員の中に、急に派遣社員が入ってくると、全面的に受け入れてくる会社と、そうでない会社2つに分かれます。
派遣社員が「職場にうまく馴染めない」「独りぼっちで寂しい、辛い」と感じるケースにはどのような悩み・場面があるのでしょうか?
よくある具体例をいくつか紹介します。
事例
- 正社員はバタバタと忙しく仕事をしているのに、自分は単純作業ばかりでつまらない
- 男性比率の高い、または年上正社員ばかりの部署で話の合う人が居ない
- 自分以外はみな営業職の為、日中は事務所にほぼ独りぼっち
- お弁当を持参しているため、他の社員からランチに誘われることがない
- 17時きっかりに残業無しで帰るため、そのあとの飲み会に誘われることがない
- 仕事を丁寧に教えてもらえず膨大な量の雑用を押し付けられ、風当たりの強さを感じる
- 社員・スタッフからの視線や態度が冷たい
- 飲み会などには一応義理で誘われるが、歓迎されていない気がする
- 正社員たち(特に女子社員たち)の絆が強く話題についていけない
- 変に「お客様扱い」されてしまい自分がよそ者であることを実感してしまう
いくつか具体例を紹介しましたが、1つや2つ思い当たる項目があるのではないでしょうか?
職場(部署)で派遣が1人だと、人間関係が得意じゃない人は孤立しがちです。
上手にフォローしてくれる上司がいれば良いのですが、年齢層も違えば、性別、趣味なども合わないとなると、中々輪に入れないのが実情です。
「仕事なんだから、もくもくとやればいいんじゃないの?」
と、割り切って仕事ができれば良いのですが、なかなかそうはできないのが実際のところ。
では、今現在職場に馴染めていない派遣さんは、どうすれば今の悩みを解決できるのでしょうか?
派遣社員が一人で職場に馴染めない、疎外感を感じる時の解決方法
目の前の仕事に集中し、考え込んでしまう時間をなくす
仲間に入れていない感じが続くと、要らない被害妄想が膨らみがちです。
ですが、そんな時こそ気持ちの切り替えが大切です。
「私はココに仕事をしに来たんだ!」と自分に言い聞かせ、目の前の仕事に集中しましょう。
つまり、悶々と考え込んでいる時間を無くすことが大切です。
集中して職務にまい進すれば、結果として周囲に認められるようになります。
仕事で得られた信頼は本物で、あなたにとっても揺るぎない自信になります。
「誰かから大事にされたい」「他人から認められたい」という承認欲求の強すぎる人は疎外感を感じやすいのかもしれません。
逆に仕事を頑張っても認めてくれない職場は、派遣スタッフを使い捨てとしか考えていない変な職場なので、契約更新せずに次の職場を探しましょう。
一人ランチが寂しいなら、思い切って自分から誘ってみる
一人ランチが寂しいなら、思い切って自分から誘ってみましょう。
「え!?そんなの無理だよ」と思う人ほどトライしてみるべきです。
他人を変えることはできなくても、自分自身は変えることができます。
毎日お弁当を持って来ている人なら、たまには弁当を持参せずに「今日は寝坊して作れなかった」と、ランチを共にするための理由を作ってみてみましょう。
声を掛けられて嫌な気分になる人は、そうそういません。
とはいえ、馴染めていない職場での、話も合わない人との昼食は苦痛なものです。
1回だけ試してみて、やはり自分に合わなければ無理する必要はありません。
ただ、私自身は一人ランチ推奨派なので、昼休みくらい自分のペースでゆっくりと過ごすのが楽です。
なので、無理にはおすすめしません。
ですが、休憩時間くらい、誰かと一緒にご飯を食べて社員と仲良くなりたいと思っているなら、待ちの姿勢はやめて、少しだけ行動をしてみましょう。
職場の女性特有の付き合いは逆に負担になることも
派遣先に限らず、会社内では女性特有の付き合いが心の負担になることも多いですよね。
女性特有の付き合いで、最も厄介なのが、嫌なところや気に食わないことを本人に直接言わず仲の良い複数の人に「相談」という形で言ってしまうという点です。
表向きは相談でも、結果的に「悪口」のようになってしまうのです。
連帯意識が強いのは良いことですが、そこから少しでもはみ出すような人間がいたら、急に態度が冷たくなったり、攻撃対象にされてしまうこともあります。
そして、後から「異物」として入ってきた派遣社員は、どうしてもこの「相談という名の悪口」のターゲットになりやすい傾向があります。
正社員ならば、ある程度そのような人間関係のしがらみに上手く適応していく必要があります。
ですが、そこは期限付きの派遣の強みをぜひ活かしましょう。
「付かず離れず」女性同士の付き合いに調子を合わせつつも、無理だなと感じたら次なる職場を探せばよいのです。
なんにせよ、他人と合わせて背伸びし過ぎず、心地よく働けるように過ごしましょう。
「会話・笑顔・挨拶」を意識してみる
社内で一人になることが多くても、仕事ですし、職場の人間と業務上話す機会は少なくないと思います。
そこで、難しい仕事の会話の合間に、他愛もないおしゃべりを挟むようにしてみてはいかがでしょうか?
ただし、「忙しい仕事の合間に無理に」ではなく、自分も相手にも余裕の感じられる時を見計らって試してみて下さい。
少しのコミュニケーションで、相手に対する印象は一瞬で変わることがあるのです。
そして、コミュニケーションの基本中の基本ですが、笑顔で挨拶するように普段から意識しましょう。
あなたの疎外感の原因は、見た目の印象から「無表情でとっつきにくい人」だと誤解されている可能性もゼロではないからです。
万人受けを狙わず、ホンモノの味方を少数見つけてみる
前述しましたが、誰もが「誰かから認められたい、大事にされたい」という承認欲求を持っています。
ですが、承認欲求が強すぎると、満たされていないと感じた時に、疎外感や孤独を感じる原因になってしまいます。
そもそも、部署の人全員からウケようなどと考えていると、たちまち挫折してしまいます。
これは、自分からハードルを上げているようなものです。
このような考えは捨てて、話しかけやすい人や、少しでも自分のことを気にかけてくれている人をとっかかりにしましょう。
気負わずに会話ができる相手が一人でも見つかれば、あなたの居心地の悪さの半分以上は解消されるに違いありません。
仲間外れにされてるなら、派遣先の変更も考える
くだらないいじめや仲間外れが横行している職場だとしたら、はっきり言って変な職場です。
もし、そんな仲間外れのターゲットにされているなら、それはあなたではなく職場が悪いのです。
そこは躊躇せずに派遣先の上司に相談してください。
ですが、職場に信頼できる上司が居ない場合もありますから、その時は派遣会社の担当者にしっかり状況を説明しましょう。
派遣先へいじめへの対応を促してくれますし、必要とあらば次の派遣先を紹介してくれます。
我慢は絶対にするべきではありません。
努力はするけど我慢はしない!あなたの感じる気持ちを大切に
派遣社員には、基本的に昇給やボーナスなど正社員のような権利はありません。
ですが、快適な環境のもとで働く権利はあります!
もし、色々試して努力しても、馴染めない感が増す職場ならば、契約を更新せず次の職場を見つけましょう。
派遣経験が長くなると、疎外感を感じることも増えます。
ですが、同時に経験値も上がっているので、ある程度自分に合う職場・合わない職場を早期に見極める力も付いてきます。
そうやって、努力と我慢のさじ加減というか、バランス感覚も養われてきます。
「孤独を感じているのは自分だけじゃない」ということを忘れず、サクサクっと乗り越えていきましょう。