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紹介予定派遣とは、正社員になりたい人を応援する制度です。
企業への人材紹介を目的とした派遣制度のことで、平成16年に労働者派遣法によって定義された派遣のシステムを意味します。
通常の派遣とは異なり、「一定期間派遣社員として勤務した後、労働者と企業双方の合意があれば、正社員又は契約社員として直接雇用に切り替えることが出来る」のが特徴です。
派遣期間は「正社員の試用期間」のように位置付けられ、採用のミスマッチがなくなる等、企業にも労働者にもメリットがある働き方なのです。
紹介予定派遣は「労働者派遣事業」と「職業紹介事業」両方の許可を受けた派遣会社のみが行うことができ、労働者派遣法で禁止されている職種については対象外となります。
転職が初めての人は、人材派遣会社のサポートを受け、雇用条件等も交渉してもらいながら、就業に向けて動くことが可能で、採用に慎重な姿勢の企業も派遣会社を通すことで、より良い人材の確保しているのです。
紹介予定派遣で就業された労働者は、派遣期間を通じて、派遣先の雰囲気を肌で感じることが出来ます。
直接雇用(正社員や契約社員として)で働くとなると、職場の人間関係やパワハラ・セクハラはないか!?等、気になることは沢山出てくると思いますが、事前に派遣社員として働くことが出来るので安心です。
仕事内容に関しても、書面での説明ではなく、実際に勤務してみることによって、自分のスキルを活かせるかどうか?給料に見合っているか?等を総合的に判断できるのも、紹介予定派遣のメリットです。
普通に就職をすると「雰囲気が合わない」「イメージと違った」など、短期間で退職に至ってしまうリスクもありますが、紹介予定派遣ならそのリスクを最小限に抑えることができるのです。
いくら自分のスキルが活かせる仕事でも、雰囲気が合わなければ、直接雇用には同意しないという判断もできるので、労働者側にとっては大きなメリットになるのではないでしょうか。
企業サイドから見ても、紹介予定派遣は大きなメリットになります。
一般的な採用方法だと、応募資格・条項さえ満たしていれば、誰でも応募できてしまうので、応募人数が多くなった場合、採用・不採用の選考に多大な時間がかかりますし、そこに人材も投下することになるので、多額の人件費もかかります。
待遇や条件の良い事務職の求人だと、1人の募集に対し、100件、200件以上の応募が来ることもありますからね、これでは採用する側も負担が大きいのです。
ですが、派遣会社を通して人材を紹介してもらえば、会社の雰囲気や仕事内容を熟知したプロが「適性がある」と判断した人材のみ紹介してもらえるので、効率良く、優秀な人材を確保することが出来るようになるのです。
更に書類や面接だけでなく、実際の業務をしてもらうことによって、適性や人間性を鑑みた上で、直接雇用の可否を決めることが出来るので、最近では大手企業や有名企業でも紹介予定派遣のシステムを利用する企業が増えています。
通常の派遣社員の場合、派遣先の会社が労働者を事前に面接する等して選考することを禁止しています。
派遣社員はあくまでも、人材派遣会社に雇用されているので、派遣先企業が労働者を選ぶことは出来ないのです。
しかし、紹介予定派遣は違います。
最終的には、派遣先企業に直接雇用されることを予定しているので、派遣先企業が事前に履歴書や職務経歴書の提出を依頼したり、面接を実施する事が出来るのです。
人気企業だと、それなりに倍率が高くなる事もあるので、履歴書や職務経歴書でもしっかりと自分の強みをアピールすることが大切です。
まれに、試験が課される事もあるので人材派遣会社からの情報に注意しましょう。
通常の派遣社員の勤務期間は3年となっていますが、紹介予定派遣の場合、派遣社員として勤務する期間は「最大6カ月まで」と決められています。
これは、直接雇用の前の試用期間のような意味合いを含んでいます。
最大6カ月ですが、実際は大体3ヶ月くらいで双方の意志のすり合わせを行い、直接雇用に切り替わるケースも多いのです。
1 派遣会社に登録
まずは登録する派遣会社選びです。派遣登録は「紹介予定派遣の求人が多い派遣会社」に登録するのがポイント。募集が少ない派遣会社に登録しても意味がないですからね。
2 紹介予定派遣のお仕事の紹介を受ける
派遣登録後は担当者の方に紹介予定派遣を利用したいと希望を伝えておくことが大切です。紹介予定派遣制度を利用している企業は大手の企業である場合が多いので、仕事の経験が少ない方も正社員になれるチャンスがあるのです。
3 書類選考(社内・希望する企業)、面接
紹介予定派遣は最初から直接雇用(正社員や契約社員など)を目的としているので、通常の一般的な転職活動と同様に、履歴書を提出したり、面接を受ける必要があります。通常の派遣では「事前面接」は禁止されています。ですが、紹介予定派遣に関しては本来の目的が正社員になりたい人を集めているので、面接は採用する企業としても外せないポイントなのです。
4 紹介された企業で派遣社員として最大6カ月間勤務する
派遣先に派遣社員として勤務する期間は「最大6か月」です。最初から企業とあなたが直接雇用を目的する働き方。
5 直接雇用の意思、雇用条件を最終確認し、直接雇用の社員として入社
派遣期間を終える前に、双方の意志確認をします。入社後の労働条件、雇用形態もきちんと確認しましょう。双方の合意が得られれば、派遣されてる企業との直接雇用が開始されます。
厚生労働省の紹介予定派遣の調査によると
と、なっています。
企業側は、直接雇用を積極的に考えているからこそ、通常の派遣ではなく、紹介予定派遣を利用しているので、直接雇用に繋がる確率はかなり高いといえます。
ただ、直接雇用と一口に言っても、
と、直接雇用にも色々な雇用形態があるので、正社員にこだわりたい人は、事前に派遣会社にその意思を伝えておくことが肝心です。
「紹介予定派遣=100%正社員になれる」と勘違いしている方も少なくないので、事前にミスマッチを防ぐためにも自分の希望をしっかり伝えておくことが大切です。
通常の登録型派遣の求人はどの派遣会社でも募集がありますが、実は紹介予定派遣の求人に関しては、各社募集状況に差があります。
派遣会社によっては1件も募集していないという場合もあるので、紹介予定派遣の求人をお探しなら、まずは紹介予定派遣の求人を多く掲載している派遣会社に登録することが大切です。
職種が豊富で紹介予定派遣の求人が多い派遣会社は「テンプスタッフ」と「アデコ」の2社です。
また、介護士の派遣であれば「スタッフサービスメディカル」が求人数が多くおすすめです。
未経験歓迎の求人も多数あるので、派遣からステップアップして正社員を目指したいなら、紹介予定派遣を検討してみて下さい。
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