派遣会社からの仕事の紹介は電話とメールの2パターン
派遣会社に登録すると、人材派遣会社の担当者から自分の希望に合った仕事を紹介してもらえますが、その連絡方法は通常
- 電話
- メール
の2パターンがあります。
人材派遣会社の担当スタッフからの連絡だと、中には無視する人もいますが、あなた宛ての内容のメールや着信は社会人としてしかるべき対応を求められているので、人としてのマナーや礼儀を守りつつ、自分の希望に合った派遣先を紹介してもらうことが大切です。
ここでは、派遣会社からの仕事の紹介電話やメールについて解説します。
実は電話やメールでの連絡は、それぞれ特徴があるので、事前に理解を深めておくようにしましょう。
目次
派遣会社からの仕事の紹介パターン。電話とメールの違いや特徴
派遣会社からの仕事紹介は電話とメールの2パターンですが、実はそれぞれに特徴があります。
電話連絡
- 割と急いでいる求人案件が多い
- 登録している派遣社員の中でも、ターゲットを絞って連絡してきている可能性が高い
- 日中、連絡がくることがほとんど
という特徴があります。
メール連絡
- 登録している派遣スタッフに一斉送信されていることが多い
- 仕事紹介を受けている人数が多いので、その分競争率が高くなる
- 24時間送受信できる
といった特徴があります。
電話やメールどちらの場合も、仕事内容や勤務地、時給などの詳細は教えてもらえますが、双方の1番違う点は
- メール→複数に送信
- 電話 →ピンポイント
というように、電話連絡の場合はターゲットを限定して連絡してきています。
電話連絡の場合は双方が承諾し、その場で「では、お願いします」と言われるケースも珍しくなく、マッチする案件紹介である可能性大。
あなたの経験・能力を把握した上で派遣先を紹介しようと電話してきている可能性が高いので、電話での連絡は忙しくて出られなくても、折り返しかけるようにしましょう。
電話対応の受け答えのマナーや注意点
大手派遣会社の調査によると「仕事を紹介しやすい人の特徴ベスト3」として挙げられている項目は
- コミュニケーション能力が高い人
- きちんと連絡が取れる人
- 礼儀正しい人
がベスト3になっています。
つまり、電話でもメールでも、派遣会社の担当者からの連絡というのは、コミュニケーション力や礼儀正しさ、社会人としてのマナー・一般常識をチェックされているという事を意識しておく必要があります。
派遣会社の担当者からの連絡だからと言って、電話で横柄な態度をとってしまうと、今後のお仕事紹介に影響が出てしまう可能性も、いくら仕事とはいえ0%とは言い切れません。
相手は機械でなく人間なので、感情的な一面が仕事に影響する可能性も少なくありません。
【電話対応は特に注意】
派遣登録している方が、特に注意して対応した方が良いのは「電話連絡」です。
最低でも
「着信があったら、必ず折り返し電話を掛ける」
「顔が見えない分、ハキハキ丁寧に話す」
この2点は最低でも意識するようにしてください。
派遣会社や担当者の電話番号は、連絡先に必ず登録しておき、着信があれば折り返しましょう。
折り返し電話をかける時は
「先ほど、お電話を頂いた○○○○と申します。担当の○○様はいらっしゃいますか?」
で、問題ありません。
日中は忙しくて電話に出られないのであれば、元々時間を変えて架電してもらうように依頼するか、メールでのやりとりを希望する旨を伝えておくと良いです。
電話でのコミュニケーションは顔が見えないので、声色があなたの印象を決めてしまう場合もありますので、いつもよりワントーン高い声を意識するくらいが丁度良いです。
メールで仕事紹介を受ける時のポイント
メールでお仕事の連絡が来た時、気になる求人で「もっと詳しく教えてほしい!」のであれば、電話で問い合わせることも可能です。
メールで連絡が来る求人案件は、不特定多数の人に送信されている可能性が高いので、条件の良い派遣先の場合、競争率が高くなる傾向にあります。
フリーメールで登録しているので、パソコンでしかメールをチェックしていない。。
メールに気が付いた時には、求人の応募期限が過ぎてしまっていた。。なんてケースにもなりかねません。
そんな事態を防ぐためにも、スマートフォンにGmailやYahoo!のメールアプリをダウンロードしておき、いつでもどこでも新着メールをチェックできるような環境作りをしておくことをおすすめします。
また、早い者勝ちで締め切られてしまう求人案件もあるので、「WEB応募のみ」となっていなければ、担当者に直接電話をかけて応募するのも1つの方法です。
電話をして直接担当者と話せれば、あなたのやる気や熱意も伝える事ができるので、気になる求人案件がメールで送られてきた場合は、電話で問い合わせることをおすすめします。
電話や直接紹介してもらった仕事を断る場合はどうすればいい?
お仕事の紹介をされても、勤務地が遠いなど、自分の条件にそぐわない場合はもちろん断ることが可能です。
お仕事をお断りする場合は、「なんで断ろうと思ったのか?」の理由を正直に伝えましょう。
例えば、「もっと時給が高い仕事が良い」「勤務時間が短い方が良い」「週4日勤務で働ける仕事を希望している」など、自分の希望条件を人材派遣会社の担当者に伝えておくことで、次回以降、よりあなたの希望に合った仕事を紹介してくれる可能性が高くなります。
丁重にお断りする意識を忘れなければ、ここは特別気にすることはありません。
何度もお断りする案件が続くと、自分自身も心苦しくもなりますが、納得できる条件で働きたいという思いや意思というのは派遣会社の担当者も理解してくれるので、変に気を遣って妥協する必要はありません。
ただ、無資格未経験で時給2000円以上の職場希望とか、無理難題を言っても仕事を紹介してもらう事は難しいので、自分なりに妥協できるラインを決めておくことも大切です。
何度も電話やメールが来ているお仕事はブラック求人の可能性も!?
派遣登録していると、同じ求人が何度もメールで連絡がくることがありますが、そのような派遣求人は要注意。
なかなか決まらない案件というのは、仕事内容や派遣先企業に何らかのネガティブな要素を持っている可能性も少なくないのです。
ただ、大企業や大量募集などの採用人数が多い場合は常に募集しているというケースもあるので、繰り返し紹介されている求人がブラック企業とは限りませんが、注意するに越したことはありません。
時には疑いの目を持ち、この仕事は受けても良いのか?を考え、選定する目を養うことが大切です。
ブラック企業への就職を100%避けることは困難ですが、数多くの案件を見て比較したり、時には企業口コミを調べたりするなど自分なりに対策するのも不可能ではないので、最低3社以上の派遣会社に登録しておき、自分自身で比較してみるようにしましょう。