派遣会社の営業担当者の役割と活用方法|派遣スタッフが知っておくべき知識

派遣スタッフとして働くうえで必ずお世話になる人が「営業担当」「コーディネーター」です。

派遣会社に登録したことがある人なら、これまでに経験してきた仕事内容や、これから希望する仕事の条件について色々と話を聞かれたのではないでしょうか。

人材派遣会社の営業担当者やコーディネーターに関して、なんとなく

「仕事を紹介してくれる人」
「困った時にサポートしてくれる人」

という漠然とした認識はあるものの、具体的に登録している派遣スタッフがどのような活用方法があるのかはあまり説明がされていません。

この記事では、より快適に派遣でのお仕事ができるように、派遣会社で働く営業やコーディネーターが、派遣社員として働く人にとってどのように活用すればいいのか、どんな時に役に立つのかを紹介しています。

派遣会社の営業担当者の役割や主な仕事内容

派遣会社の営業とは?
派遣企業の「営業」と呼ばれる人たちは、派遣先の開拓から、派遣中のスタッフのサポートまで、派遣という制度全体の流れに関わっています
派遣会社のコーディネーターとは?
派遣会社の規模によっては「コーディネーター」と呼ばれる社員も在籍していて、派遣スタッフに最適な派遣先を紹介するのが主な仕事内容になります

大手派遣会社であれば分業になっているところも多く、一人で二役を兼任している派遣会社もあります。

営業担当もコーディネーターも、派遣で働くあなたにとっては様々な場面で助けてくれるサポーターです。

営業担当者の役割・仕事内容を具体的にみていきましょう。

① 派遣スタッフのマッチング

営業担当間やコーディネーター間で、求人案件やスタッフについての情報交換しつつ、人材募集中の案件に対して『自社に登録しているどのスタッフが適任か?』を検討します。

職種、就業場所、就業時間など、派遣スタッフの希望もありますから、それも踏まえてマッチングが行われます。

その結果、候補に挙がったスタッフにお仕事を紹介します。

そのスタッフが就業できなければ次の候補のスタッフへと紹介を行います。

② 派遣中のスタッフの就業やトラブルなどのサポート

営業担当は自分の担当する企業で働いているスタッフのサポートも行います。

契約更新といった定例の事務手続きだけでなく、スタッフの福利厚生に必要な手続きを支援したり、仕事上の問題があればスタッフと派遣先の企業の間に入って調整したりもします。

③ 派遣先企業の新規開拓

企業に派遣人材の活用を提案して、人材募集の案件を集めます。

既に派遣スタッフが働いてる企業ならば、増員や他の部署での派遣スタッフの活用を提案します。

まだ取引のない企業には、自社に登録している派遣スタッフの強みをアピールして新規の求人案件を獲得します。

 

こうしてみると、派遣スタッフとして働く上で営業担当の存在は欠かせないということがわかりますね。

では、派遣スタッフの方たちは、どのように営業担当を活用すればよいでしょうか。

派遣スタッフに勧める営業担当の4つの活用方法

① あなたの希望に合うお仕事(派遣先)を紹介

営業担当(またはコーディネーター)には自分の就業に関しての希望条件をしっかり伝えておきましょう。

ただし、仕事の希望条件を事細かに伝えるよりも、ある程度幅を持っておいた方が仕事を紹介してもらえる可能性が高くなります。

例えば『時給がこれだけ高いなら、多少遠くまで通うことになっても良い』などの条件の振れ幅は誰にでもあるはず。

営業担当には、まずはどうしてもゆずれない条件をしっかり伝え、それ以外は幅をもたせて希望を伝えておくようにしましょう。

② 派遣先での面談に同席してサポート

派遣先が決定するまでに必ず行われる派遣先企業での担当者との面談。

面談の際は営業担当が同席して隣でサポートしてくれます。

面談に行く前に派遣先の環境についてや、どんな上司がいるのか、などを教えてくれますから、心の準備ができます。

不安に思うことは事前に質問して、余裕をもって面談に臨みましょう。

また、前任者からの引き継ぎがあるとは限りませんので、前任者がどのように働いていたかといった情報も営業担当から入手できます。

③ 仕事で困った時の派遣先との調整

仕事上で困ったことがあれば、営業担当に相談し、必要なら派遣先との調整をしてもらいます。

派遣先の管理職の方には直接言いにくいこともありますから嬉しい仕組みですね。

ある程度長く勤めていると、派遣先の上司や社員の方と直接話をして問題を解決するということも出てきますが、派遣元の営業担当を通すのが正式な方法です。

また、今すぐに何かしてほしいという訳ではなくても、仕事の状況を営業担当に伝えておくことで、何かあったときに即対応してもらうことができます。

機会を見つけて、ちょっとした困りごとでも伝えておくようにしましょう。

④ 派遣先を変えたい時はすぐ相談

お仕事をしていて「派遣先を変えたい」と思った時は、まず営業担当に相談しましょう。

  • 仕事量が多くて辛い
  • 派遣先の環境が合わない、悪い
  • 引っ越しなどで物理的に継続してお仕事するのが難しい

など、どのような状況でも、あなたに合わせて対応してくれます。

派遣先を変更する場合、

  • あなたの条件に合った別のお仕事をすぐに紹介可能か?
  • 近いうちに募集がありそうか?

なども教えてもらえますから、早めに相談するのがオススメです。

また、プライベートで大きな変化があった時(結婚や妊娠など)もすぐに伝えましょう。

特に女性の場合は、就業中に妊娠が発覚したら、何よりこれからのこともありますし、その他にも利用できる福利厚生制度の情報を教えてもらえます。

 

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営業担当に恵まれない場合はどうすればいい?

大手派遣会社に勤める営業だから必ずしも仕事ができる人だとは限りません。

どんな派遣会社にも

  • ちゃんと仕事ができない人
  • まともに対応してくれない人
  • 面倒見が悪い人
  • 自分とは性格が全く合わない人

という社員は必ずはいます。

担当者に恵まれない場合の選択肢

① 派遣先が良い環境で満足してるなら、担当の良し悪しに関係なく、そのままお仕事を続ける

② どうしても担当が嫌なら派遣会社を変える

営業担当も人間ですから、どうしても合う、合わないはあります。

実際、営業担当が”ハズレ”だった、というネットの書き込みなども見かけます。

もちろん優秀な営業担当にあたるのが一番なのですが、営業担当者に恵まれなかったとしても、接する時間が長い派遣先の方々と良い関係を作れるのなら、慌ててお仕事を辞めたりせず、様子をみるのも選択肢のひとつです。

ですが、逆に派遣企業をスパっと変えてしまうというのも一つの手。

現在は法律で、

「同じ派遣先で働けるのは3年まで」

「同じ派遣元から継続して働けるのも5年まで」

と期限が決まっていますし、同じ派遣会社にいることにこだわらず、短期契約更新の派遣の特性を活かして、新たな環境でお仕事してみるよも良いかもしれません。

 

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営業担当との良い関係を築くのは派遣スタッフが快適に働くための鍵

派遣会社の営業担当として働く男性社員、女性社員は、どちらも「人とのコミュニケーションに長けている人」がとても多いです。

きっとあなたのよいサポーターになってくれることでしょう。

あなたも、気がかりなことや不安なことなど気軽に相談することで、より大きな助けになってくれます。

しかし、あくまでビジネス上の関係であることは忘れないでおきましょう。

営業担当の女性が話しやすい人で、つい仕事のグチを気軽に話してしまった結果、次のお仕事紹介が来なくなってしまったという失敗談も派遣スタッフの方から聞いたことがあります。

仕事上の良い関係を築いて、優秀なスタッフとしての印象を営業担当に持ってもらえれば、マッチングの際にあなたが候補に挙がる確率も高くなり、より良い条件や環境の仕事を紹介してもらうことにも繋がります。

お互いが良い関係を築き、快適なお仕事ができるようにしましょう。