法務事務・特許事務の求人に強い派遣会社は?仕事内容、時給、資格についても解説
通常の事務業務からスキルアップやキャリアアップを図るなら、法務事務や特許事務がおすすめです。
法務事務や特許事務は、一般事務よりも専門的な知識やスキルを必要とされる分、やりがいも生まれる仕事です。
ただ、実際に応募するとなると「未経験でも大丈夫なのか?」とか「時給はいくらなのか?」など、色々な疑問がわいてくると思います。
そこでこの記事では、法務事務や特許事務の基本的な仕事内容や時給から、必要資格・登録におすすめの派遣会社について紹介します。
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目次
法務事務や特許事務の仕事内容とは?
法務事務や特許事務は、似ている様に見えて、業務内容や派遣先は異なります。
法務事務の仕事内容
法務事務は、企業の法務部での仕事が中心になります。
各企業の業務において発生する法務トラブルや不動産取引、会社登記、商取引、契約等について幅広く対応するのが法務事務のお仕事でfす。
例えば、広報部が作成した社外に公開される文書や、掲示物が法的な面で問題ないかどうかを検討したり、社員の労災問題が発生した時も、法的な面から対応するのが法務の役割です。
また、顧問弁護士とのやり取りをするのも法務が中心になりますが、派遣社員の場合は、派遣先や企業の業種、規模によって任される業務が異なります。
法務関係の資料作成や会議の議事録作成を行う場合もあれば、顧問弁護士や社外関係者との窓口になる事もあります。
電話対応やコピー等、一般事務の様な業務が含まれる場合ももちろんあります。
特許事務の仕事内容
特許事務の派遣社員は、特許事務所に就業するケースが一般的。
各事務所に所属している弁護士や弁理士が請け負っている、特許に関する仕事の事務作業を行います。
特許の出願から知的財産契約等、業務内容は多岐に渡り、英語が出来る場合は海外とのやり取りを任せられる事もあります。
特許申請に関する書類の発送等、一般事務に近い仕事が含まれる事も多く、どこまで任されるかは派遣先の事務所によって大きく異なります。
法務事務と特許事務の2つの違いは?
法務事務は「法律」に基づいて、企業活動の推進やトラブル解決をサポートする仕事で、主に国内の法律に関わる仕事が中心になります。
一方、特許事務は「特許」に特化した仕事を行い、海外との取引が発生する事もしばしばある、というような違いがあります。
法務事務・特許事務で働く派遣社員の時給は?
法務事務や特許事務の時給は、一般的な派遣よりも時給が高めに設定されています。
東京や大阪等の首都圏では、「1400円から1800円位」の時給が多数見受けられます。
時給の高い求人になると2000円を超える募集もあり、数多くある派遣社員の職種の中でもかなり稼げる仕事の一つです。
ただ、地方や郊外に行けば行くほど、法務事務や特許事務の求人は少なくなり、時給も若干低くなる傾向にあります。
地方における法務事務や特許事務の時給は1000円~1300円位になりますが、首都圏での募集が中心になるのが、この仕事の特徴でもあります。
どんな職場で働くの?
法務事務の場合は、企業の「法務部」や、それに似た部署に派遣される事になるのが一般的です。
派遣される企業の業種によって、法務部の雰囲気も異なり、例えば銀行の様な金融機関に派遣されると、スーツをきちっと着こなした人達の中で働く事になり、「法務部内は紙をめくる音が聞こえるほど静かだ」とも言われています。
一方、アパレル関係の企業の法務部に派遣されると、私服に近いようなオフィスカジュアルの格好をした人達の中で、働く事になります。
特許事務は、「特許事務所」に派遣される事になります。
派遣される特許事務所の規模によって、職場の雰囲気は異なりますが、弁護士や弁理士等が一人しか在籍していないような小規模の特許事務所では、和気あいあいとした雰囲気で仕事が出来る事もありますし、大規模の特許事務所であれば、配属される部署によっても雰囲気は異なります。
ただ、専門的な重要事項を取り扱う仕事なので、基本的には静かで、皆が真剣に仕事をしている職場である事は間違いありません。
未経験でも働くことはできるの?
法務事務や特許事務の派遣求人は未経験からでももちろん働く事は可能です。
実際にパソナ、リクルートスタッフィング、テンプスタッフ等の大手派遣会社の求人を見てみると、「約半分が未経験OKの求人」となっています。
ただ、未経験者歓迎求人の中にも「法務事務経験者歓迎」や「何かしらの事務経験がある方」等の条件がある求人もあるので、応募する際は注意が必要です。
法務事務・特許事務に必要な資格はあるの?
法務事務も特許事務も、派遣社員が必ず取得していなければならない資格はありません。
ただ、どちらの仕事もパソコンを使う事になるので、ワードやエクセルは不自由なく使えるようにしておく必要があります。
英語はできた方が良い?
法務事務に関しては、実際の派遣会社の求人を見てみても、英語などの語学力を必要としているものはほとんどありません。
一方、特許事務の場合は、
- 「英検2級以上の方」
- 「英文メールの経験がある方」
- 「TOEIC700点以上」
などの実務経験者や、一定以上のスキルがある方などの条件が記載されている求人があります。
特許事務は、海外顧客からの問い合わせがあったり、特許という性質上、外国特許出願の仕事をするケースもあり、外国企業とのやり取りが発生する事もあるので、語学力の中でも特に「英語力」が重宝されます。
特許事務の求人でも全く英語スキルを必要としていないものもありますが、語学力を必要としている求人の方が、比較的時給が高く設定されているのも特徴です。
こんな資格や経験が活かせます
法務事務
企業の法務部は、大学の法学部やロースクール出身者が多く、法律に関する基礎知識がある人程、即戦力として働くことができます。
ビジネス実務法務検定や社会保険労務士資格を取得していると、仕事でも活かせるでしょう。
一般事務経験も、事務作業を進める上では役に立ちます。
特許事務
大学時代に、特許法について勉強した事のある人は、その知識を活かすことができます。
英語などの語学力やWordやExcelなどのパソコンスキルは、あれば必ず役に立ちます。
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