社会保険事務の派遣の仕事内容は?平均時給、求人の特徴、おすすめの派遣会社について
社会保険事務員の仕事は、従業員の社会保険料を計算する等、会社にとっても従業員にとっても欠かせない仕事。
きちんと給与から社会保険料が天引きされているのも、社会保険業務をきちんとこなしてくれる人がいるからこそです。
ですが、実際にそれを仕事にするとなると、どんな業務を行うのかピンとこなかったり、未経験でも働けるのか等、悩みも出てくると思います。
この記事では社会保険事務の具体的な仕事内容から必要な資格、おすすめの派遣会社までを詳しく紹介します。
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目次
社会保険事務の派遣の仕事内容は?
社会保険事務とはその名の通り「社会保険に関わる事務を担当する」仕事です。
社会保険というと、健康保険、雇用保険、厚生年金保険等が含まれますが、会社勤めをした経験のある人は、毎月の給与から社会保険料が引かれているのをご存知だと思います。
給与明細書を見ると、「健康保険料が〇〇〇円」「雇用保険料が〇〇〇円」と金額が記載されていますが、一人ひとりに関して、その金額を計算し、給与から天引きできるようにするのが一番メインとなる仕事です。
その他にも
- 社会保険料を社会保険事務所に納付する
- 新入社員が入社した時の社会保険への加入手続き
- 従業員が業務中にケガをしてしまった時の労災保険の支払い手続き
- 従業員の結婚や出産によって、社会保険の扶養家族が増えた時の追加手続き
- 従業員が退職する時の、脱退手続き
など、社会保険や給与計算等に関する業務すべてを担当します。
主な派遣先や配属される部署について
「どのような会社に派遣されることになるのか?」疑問に思われる方は多いと思いますが、派遣先としては比較的「大企業」が派遣先となる事が多い特徴があります。
大きな企業になる程、仕事が細分化されているので、社会保険事務に特化した求人情報が出されているのです。
業種に関しては、メーカーや商社から病院まで多岐に渡るのも社会保険事務の求人の特徴です。
社会保険事務の派遣社員が配属される部署としては「経理部」が多い傾向にあります。
経理部には、社内の経費精算等を担当している人もいますが、社会保険事務担当者は、給与計算を担当している人達とチームを組むような感じで仕事をする事になります。
人事や総務の求人に社会保険事務の仕事が含まれる場合もある
社会保険事務は経理部に配属される事が多いと紹介しましたが、実は「人事や総務の求人に社会保険事務の仕事が含まれている」事も多い実態があります。
会社によっては、人事部が給与計算を担当していたり、総務部が社会保険関係の事務処理を任されている事もあるのです。
つまり、社会保険事務だけの業務を任されるのではなく、人事事務や総務事務を兼任する求人もあるのです。
人事の場合は、勤務管理、交通費清算、採用面接等。
総務事務の場合は、備品管理、郵便物発送等です。
社会保険事務だけでなく、他の業務を行うケースもあるという事を頭に入れておくと良いでしょう。
ただ、「どうしても社会保険事務のみを行いたい」という希望がある場合は、派遣会社の担当者にその旨を伝えて、専任で仕事させてもらえる派遣先だけを紹介してもらうことも可能です。
ですが、その場合は求人が限定されてしまうので、即就業希望の場合は難しいケースもあるので注意が必要です。
経験者のみの求人が多い?
テンプスタッフやリクルートスタッフィング等の大手派遣会社の求人を実際に見てみると、社会保険事務の求人のうち約半数は、「社会保険事務の経験必須」や「給与計算事務経験者」等となっています。
残りの半数の求人も、「経験必須」とまではいかなくても、「社会保険事務経験者歓迎」となっているものが多く、比較的「経験者を採用したい」企業が多いことが求人情報からも窺えます。
社会保険事務は、それだけ専門性が高い仕事なのです。
しかし、一部「未経験OKの求人」といった初心者向けの募集もあります。
社保に関する未経験者歓迎求人の特徴は、複数名で社会保険事務を担当するケースが多く、教えてもらえる環境があることが窺えます。
ただ、この場合は、人事や総務の事務仕事も併せて行う事を覚悟しておく必要があります。
社会保険労務士の資格は必要なの?
社会保険労務士の資格は、社会保険に関する書類作成を代行したり、社会保険に関する相談に応じる事が出来るようになる国家資格です。
略称として社労士や労務士と呼ばれることもあり、1度は聞いたことのある資格だと思います。
では、社労士って応募する際に必要なのでしょうか?
実際、社会保険事務の求人情報を見ると、社会保険労務士の資格を取得している事が応募条件になっている事があります。
しかし、社会保険労務士資格は、取得していると選考で有利にはなりますが、派遣社員の場合、ほとんどの求人において必須ではありません。
つまり、派遣として働く分には、わざわざ時間をかけて社会保険労務士の資格を取得する必要はないでしょう。
社会保険事務で働く派遣の平均時給・給与事情
社会保険事務求人の平均時給は「1500円~1600円」となっています。
社会保険事務の仕事は専門性の高い仕事なので、その分、一般事務やOA事務と比較すると時給は高めに設定されています。
地方の求人は若干時給水準が下がり「1000円」前後の派遣求人もあります。
社会保険事務の仕事は、週5日のフルタイムで働く派遣求人が多数を占め、「週3日」の求人はほとんどないのもこの仕事の特徴です。
東京都内で社会保険事務の仕事をして1600円の時給で1か月(1日7時間で20日)働いた場合
「1,600円×7時間×20日=224,000円」
となり、正社員で働くのと変わらない位の収入を得る事が出来ます。
社会保険事務で派遣社員として働くのはキャリアアップに繋がるのか?
「派遣に登録して働くよりも、最初から正社員で採用してもらえるところを探した方が良いんじゃないか?」
以前に社保や給与計算の事務員を担当していた方なら、こう思う方もいるでしょう。
しかし、派遣の経験がキャリアアップにならないと思っているなら、それは間違い。
少しでも業務に不安があったり、優良企業で働きたいと思うなら、派遣社員として実績を積んでからの方がキャリアは形成しやすいです。
小さな企業の事務員の正社員としての経験より、派遣社員として大企業で実績を積んだ方が、社会保険事務員としての経験値は高くなります。
派遣で社会保険事務の仕事を任されたら、契約期間の間、社会保険事務の実務を身につけて、その経験を武器に正社員を目指す事が可能になります。
数をこなす能力・実力も付くので、派遣での経験は、正社員転職の際のプラス評価に繋がるのです。
また、登録型派遣以外にも、紹介予定派遣を活用して正社員を目指す方法もあります。
紹介予定派遣とは、一定期間後に直接雇用(正社員や契約社員)を結ぶ事を前提とした雇用形態で、社会保険事務の求人も「全体の20%位」がこの紹介予定派遣です。
しかも、紹介予定派遣の募集は実施している企業が大企業が多いので、入り口としては派遣だけど、その後は大企業の正社員になれるチャンスがある働き方になるのです。
紹介予定派遣は、競争率も高くなりますが、実際の業務を経験してからその派遣先の正社員になる事が出来るので、ギャップなく働く事が出来るメリットがあります。
正社員として就職しても、職場の雰囲気が合わない、人間関係に悩んで、すぐに退職してしまっては、履歴書も汚してしまいますし、時間が勿体ないです。
派遣会社に登録して紹介予定派遣を使えば、憧れの大企業で社会保険事務の正社員になるチャンスが大いにあるのです。
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