現場監督・施工管理の派遣の求人の特徴と募集が多い派遣会社について
今、お仕事を探している人の中には「施工管理とか現場監督の仕事を目にする機会が増えた」と土木関係の仕事や、建設業界の求人が多いと感じている人も沢山いらっしゃるのではないでしょうか?
実はその通りで、土木・建設業界は今、働き手にとって大注目の業界で、1964年の東京オリンピックの前に建設ラッシュが起こった様に、2020年に向けて建設業界は盛り上がりを見せているのです。
ただ、施工管理や現場監督という職業は、一体どんな仕事をするのか、どんな人が向いているのか等、疑問は多いと思います。
この記事では、施工管理や現場監督の仕事に興味を持っている人に向けて、求人状況や給料、オススメの派遣会社まで紹介しているので、これから就業をお考えの方はぜひ参考にしてください。
目次
現場監督と施工管理の業務について
現場監督の仕事内容とは?
現場監督とは、工事現場の人員をまとめ上げ、期日までに工事が終わる様にスケジュール調整、進捗管理を行ったり、安全管理を徹底する人の事です。
業務は多岐にわたりますが、施工図チェックや、社内調査の対応も行います。
工事現場、建築現場と一口に言っても、住宅やビルを建てる建設現場や土木工事、電気工事等、その種類は様々で、その現場によって専門的な知識や経験が求められます。
現場では沢山の人が働いているので、的確な指示を出したり、コミュニケーションを取りながらいかにチームワーク良く、作業を進められるかが重要です。
時には、工事に関する苦情を地域住民から受ける事もありますが、そういった対応を行うのも現場監督の役割です。
朝から晩まで現場で過ごし、采配を振るいます。
施工管理の仕事内容とは?
施工管理という仕事も、基本的には現場監督と同様です。
現場に出入りして、進捗管理をしながら納期に間に合わせられるかどうかをチェックし、揚重機の差配を行ったりします。
資材や下請けの手配を行うのも仕事です。
現場監督と少し違うのはデスクワーク業務も多いという点です。
施工計画を立てたり、現場財務を受け持って予算を検討したり、顧客との打合せに同席する事もあります。
現場監督や施工管理の求人状況について
冒頭でも述べた様に、ゼネコンや土木業界、建設業界は慢性的な人材不足に悩まされています。
有効求人倍率は、リーマンショック後の最低水準から持ち直し、全体では1倍を超える様になっていますが、建築・土木業界では2013年に有効求人倍率「3倍」を記録して以降、その高い水準が続いています。
有効求人倍率とは、ご存知の人の甥と思いますが、簡単に説明すると、「求職者1人に対して何件の求人があるかを表す数字」で、高ければ高い程、求職者に有利です。
有効求人倍率が低い時期は「就職氷河期」とも呼ばれ、会社側が「優秀な人材を選ぶ」という雰囲気になっていましたが、現在の建築・土木業界は、求職者が「会社・仕事を選ぶ」事が出来る有利な状況にあるのです。
この状況であれば、より良い条件の仕事を探す事が出来るので、本当におすすめです。
「現場監督求人」と「施工管理求人」の特徴・違い
求人数
現場監督求人<施工管理求人
派遣の場合、現場監督求人は「現場監督の補助的役割」とされる事もあります。
一方、派遣会社で募集されてる求人を見ると、現場監督求人よりも施工管理求人の方が数が多い特徴があります。
施工管理求人の場合、「現場監督や施工管理の経験者歓迎」や「事務経験者歓迎」となっている求人も多数あります。
施工管理や現場監督の派遣の給料・時給相場
施工管理や現場監督の仕事は、派遣の仕事の中でも時給が高い事で知られています。
大手派遣会社の求人を見ると、「1500円から1800円」が時給相場となっています。
特に高いものだと2000円以上の時給で働ける求人もあり、派遣であってもかなりの手取り額を得る事が可能です。
正社員求人も同様に、平均が600万円を超えると言われる程、施工管理や現場監督の年収は比較的高めになります。
経験を積んでいく事で、年収800万円~1000万円を目指す事もできる業界で、一人親方など、独立も視野に入れることができるのが、この業種の特徴になります。
施工管理(現場監督)の仕事は未経験の素人でも務まるものなのか?
上記で触れた様に、施工管理や現場監督の仕事は時給や給料が良いので、初心者からでもチャレンジしたいという人も多いと思います。
しかし、現実的に考えると、未経験の人が施工管理や現場監督に応募する事は無謀だと考えられます。
施工管理や現場監督は、現場で働く人をまとめたり、指示を出す仕事なので、未経験の素人がその立場になったとしても、何も出来ない、というのが現実でしょう。
現場で働いている作業員の人たちも、プライドを持って仕事をしているので、未経験の素人、しかも派遣社員の指示に従うとは到底思えません。
もしも、経験者ではなく未経験からの就業を考えるのであれば、最低限、理系・工業出身者である事が条件になるでしょう。
建設業務は派遣できない業務(派遣禁止業務)に該当してない?違法性は?
派遣に関しては法律で、派遣社員が行って良い業務と、違法になる業務が決められています。
「建築業務」は、「病院等における医療業務」や「弁護士などの士業」と並んで、派遣法で禁止されています。
一般社団法人日本人材派遣協会のホームページでも以下の様に禁止が明記されています。
何人も、次の各号のいずれかに該当する業務について、労働者派遣事業を行つてはならない。
引用:「建築業務」の禁止業務
そうなると「施工管理や現場監督として派遣で働くのは違法になるの?」と不安になる人もいると思いますが、続きがあって
「土木建築等の工事についての施工計画を作成し、それに基づいて、工事の工程管理(スケジュール、施工順序、施工手段等の管理)、品質管理(強度、材料、構造等が設計図書どおりとなっているかの管理)、安全管理(従業員の災害防止、公害防止等)等工事の施工の管理を行ういわゆる施工管理業務は、建設業務に該当せず労働者派遣の対象となるものであるので留意すること。」
建築業務の中にも「適用除外業務」というものがあるので、施工管理や現場監督に関しては、派遣に違法性はないので安心して働くことが可能です。
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