学校は誰もが通ってきたところなので、馴染みのある場所ですよね。

学校事務・大学事務の仕事は、子供の教育に関わるオフィスワークという事で、派遣求人の中でも人気を集めている職種でもあります。

ただ、これまでは学ぶ立場だった学校で働くとなると、実際はどんな仕事が待っているのか分からない部分があったり、学生が休みの期間は仕事はあるのかな…と疑問も浮かんでくると思います。

この記事では、学校事務・大学事務の仕事に関する様々な疑問や不安を解消していきます。

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学校事務・大学事務の派遣の仕事内容

学校事務や大学事務は、小学校・中学校・高校・専門学校・大学等の、教育機関で働く事になります。

派遣先の学校により、その業務は異なりますが、ここでは派遣先の施設別に具体的な仕事内容を解説します。

小学校・中学校

小学校や中学校の学校事務は、派遣会社の求人数としては比較的少なめです。

募集されているのは主に私立の学校で、小学校と中学校の一貫校である事が多い傾向にあります。

大学などの高等教育機関と比較すると、学校自体の規模は小さいので、学校の事務に関する業務はまとめて受け持つ事が多いようです。

高校

高校も小学校・中学校と同様、私立高で、中学校との一貫校であるケースが多い傾向にあります。

小学校・中学校で紹介した業務を行う場合もあります。

大学・専門学校

大学事務は、小学校・中学校・高校での事務とは、仕事の範囲が異なり、業務の幅も広くなるのが特徴です。

大学は学生数が増え、業務も多岐に渡るので、「学生課」「入試課」「財務課」等に分かれている事が多く、業務内容は多岐にわたりますが、1人で全ての業務を担当する訳ではありません。

学校事務・大学事務の時給や年収について

パソナやテンプスタッフ等、大手派遣会社の求人を見てみると、学校事務・大学事務の時給は「1200円～1500円」位が時給相場となっています。

長期での派遣を前提としている求人が多く、原則は平日フルタイム勤務となっているケースとなっており、比較的安定した給与を得ることが可能です。

具体的な給与に関しては、例えば、時給1500円で1か月働いた場合、

「1500円×8時間×22日間＝264000円」

となり、正社員に引けを取らない収入を稼げる計算になります。

また、大学事務の求人では、留学生の受け入れや、外国人教授とのコミュニケーションが必要な場合、英語や中国語などの語学力を必須としている求人もあります。

語学力を必要とする求人は、時給水準も通常より高めに設定されているので、より高い収入を得る事も可能です。

一般的に、派遣求人は東京などの大都市圏で高く、地方に行くと時給が低くなる傾向にありますが、学校事務・大学事務の場合はその差があまり大きくないのも特徴の一つです。

地方エリアでも「1200円～1300円」位の時給で働く事が出来る求人が多いのが特徴です。

未経験でも学校事務・大学事務の求人に応募できる？

学校事務や大学事務は、未経験者でも採用されやすい仕事です。

実際に大手派遣会社の求人を見てみると、半数以上が「未経験OK」の派遣求人となっており、学校事務や大学事務は、特別な知識や経験が必要ないので、初心者でも挑戦しやすいお仕事になります。

ただ、注意点としては、未経験OKとなっていても、「パソコン操作が出来る事」や「TOEIC700点以上」等の条件があったり、大学事務の中で、財務を担当する場合は、簿記の資格が必要とされるケースもあるので、この辺はしっかりと確認しておく必要があります。

学校事務は忙しい？休みは取れる？

学校事務職員や大学事務職員の仕事は、残業は比較的少なめです。

派遣会社の求人情報に目を通してみても、「残業ほとんどなし」や「残業20時間以内(一か月あたり)」となっている求人が多数を占めます。

ただ、入学・卒業シーズンや受験シーズン等、学校独特のイベントや行事次第では、一時的に残業が増える場合もあります。

また、土日に学校説明会を開催する場合は、休日出勤の可能性がある事も忘れてはなりませんが、その分、派遣社員はきちんと振り替え休日を取る事も可能です。

休みに関しても、派遣先によっては、学校の夏休みや冬休みはまとまった休みが取れる事もあるので、お子さんがいる女性にとっては比較的働きやすい職場と言えるでしょう。

しかし、まとまった休みが取れる事に関しては嬉しいですが、派遣社員としての収入をメインに生活している人にとっては、出勤日が少なくなれば、その分、その月の手取り金額が少なくなってしまうデメリットもあるので、応募する前に事前に休みについても確認をしておくと良いでしょう。

良い点も、デメリットになりうる点も含めて、自分のライフスタイルと併せて考える必要があります。

学校事務・大学事務はどんな人が採用される？

学校事務や大学事務の職員は「事務員」と言えど、人とのコミュニケーションが非常に重要な仕事です。

同じ職場で働く同僚はもちろん、先生や教授、児童や生徒の保護者、そして毎日通学してくる子供たちとのコミュニケーションを取る事になります。

事務を行う上でのパソコンスキルやビジネスマナーはもちろんの事、社会人としてのコミュニケーション能力が高い人が採用されやすい仕事になります。

こんな資格があると役に立ちます

学校事務や大学事務のとして派遣で働く場合、必ずなければならない資格はありませんが、以下の様な資格を持っておくと、選考の際や実際の業務で役に立ちます。

学校事務で働くと、こんなスキルが身につきます

学校事務は、基本的にパソコンを毎日使用する事になるので、パソコンスキルは意識しないでも勝手に身に付きます。

難しいPC操作になると分からないことも出てくるでしょうが、派遣先の先生や事務員さんに教えてもらったり、派遣会社のスキルアップ講座を活用するなど、学校での事務経験は今後の仕事にも活かすことができるでしょう。

又、資金管理を行う事で、経理関係のスキルが身についたり、仕事で英語を使う事になると英語スキルもアップします。

学校事務で働く魅力は？

学校事務・大学事務で働く魅力は沢山ありますが、1番の魅力は、一般企業ではなく学校で働けるということ。

• 子供の教育をサポートする仕事ができる
• 多くの人とコミュニケーションを取りながら仕事ができる
• 仕事の幅が広いので、活躍の幅が広い
• 仕事をしながら、パソコンスキル等、自分のスキルアップにもつながる
• 土日休みがほとんどで、夏休みや冬休みは、まとまった休みも取れる

上記のポイントを魅力的だと感じるなら、学校事務・大学事務の仕事に向いているでしょう。

派遣の職種辞典